




【20日目】この日はチベットを離れ、雲南省・麗江へ向かう。祥鵬航空(Lucky Air)「ラサ・クンガ国際空港10:15発➔昆明長水国際空港12:40着」便を利用。元々、四川航空「ラサ➔麗江三義国際空港」便を予約していたが、後に航空会社の都合で欠航になってしまった。しかたなく昆明から麗江までは高速鉄道で移動することになったのだ。

上空からは雪をかぶった「玉龍雪山」や長江上流の「金沙河」が見えた。昆明に近づくと水田の風景が多くなる。雲南省は稲作起源の有力候補地と言われるが、この風景を見ると日本人として親近感をおぼえる。




昆明から麗江までは高速鉄道で約3.5時間。この間、車窓の景色といえば大理の「洱海」が最高である。洱海を眺めていると、滋賀県のJR湖西線から見る琵琶湖の景色を思い出す・・・。






麗江古城に到着 麗江駅から古城南門まで直通バスで移動。バスを降り、入場券を買ったらいよいよ古城観光がはじまる。世界遺産だけあって多数の観光客でにぎわっている。まずは二泊お世話になる旅館へ向かって歩く。観光化が進みテーマパークのようにも感じるが、時折り水路にかかる古い石橋などを見ると歴史を感じる。また店舗の看板にはナシ族のトンパ文字が並記されているのも興味深い。もちろん独自文化の継承はそれほど簡単なことではないだろう。そういえば高島市にも「神代文字の石」が保存・展示されているのを思い出す。現地の説明文にあるとおり「字とも絵とも判別のつかない陰刻」ではある。ナシ族の人たちがこれを見たらどう感じるだろうか・・・。









【参考】神代文字の石(高島市安曇川)


旅館「麗江梵云若水客桟」 地図アプリを見ても宿にたどり着けなかったので、電話をして迎えに来てもらった。夜8時に到着。門や建物全体の古さに感心する。この旅館、古建物を保護しながら、オシャレなカフェ空間を設置している。私が泊まる部屋は中庭に面し、室内はいたって素朴だ。さて外食に出るまで、途中のコンビニで買った雲南の地酒を飲みながら少し休憩する。小さいグラスに入った「蕎酒」は今まで飲んだことのない独特の味がする。原料の「苦蕎麦(ダッタンソバ)」の影響だろうか。量は少ないが41度あるのでやがてほろ酔い気分になる・・・。





夕食の米線 雲南といえば米線(米の麺、ライスヌードル)やキノコ。飲食店の前には客寄せのためか、キノコをカゴに入れて展示している。キノコの写真パネルを見ても種類の多さが分かる。そこで記念すべき麗江最初の夕食は「野生菌米線」(野生キノコの米麺、Wild Mushroom Rice Noodle)を注文。セットメニューなので黒くて一見不気味な「密制鶏爪」(Secret Cooked Chicken Feet In Black Color)も付く。麺はツルツルと喉越し良く、スープは旨味がしっかり、具材のキノコも数種類入っていて楽しめる。雲南の旅、出だしは好調だ・・・。









夜食の焼き串 宿の近くに焼き串屋さんがある。この店の前を通るといつも香ばしい煙がモクモク漂っている。帰ってから部屋で飲む酒の肴に、黒山羊3本+ヤク牛肉3本を購入した(5本買うと1本無料サービス)。度数の高い焼酎には串焼きがピッタリだ。ところで、ヤク肉を食べるのはラサで最後かと思ったが、麗江もヤク肉文化の圏内にあるようだ。





やれやれ、一か月旅行も残り三分の一。これまでの旅程では極度に暑い場所や海抜が高い場所で過ごし、体に負担をかけてきた。疲れもジワジワ蓄積しているようで、体が少し重く感じる。これからはあまり無理せず少しのんびりとした旅を心がけよう。
麗江の夜、雲南の烈性酒を飲みながらそのように感じる・・・。
