1ヵ月間の中国西部(29)石林


【28日目】8月16日。この日は西山風景区から石林風景区への移動日。石林観光は翌日にする。昆明駅を午後3時頃の列車で出発、約1時間ほどで石林西駅に到着。そこから風景区行きのバスに乗る。途中は丘陵地や農作地など緑豊かな風景。日本では珍しいオート三輪の販売店があったので撮影する。当地ではメタリックスカイブルーが人気のようだ。その後、バスを乗り間違えたことに気づき、別の路線バスに乗り換える。そしてホテル近くで下車し、午後5時頃やっと1泊お世話になる「石林名聖假日酒店」に到着。
さてこのホテル、建物自体が老朽化し、利用した室内も年代を感じる。ただ宿泊料が安く、石林観光には便利な場所で、建物内に石林西駅行きのバス乗り場も併設されているので、まぁ古さは我慢しよう。


荷物を下ろし少し休憩してから、ホテルの周辺を散策する。日もしだいに暮れ、きれいな夕焼けが見える。そして部屋で食べる酒の肴を買うことにする。見ると「留煥」と言う名の清潔な飲食店があったので入る。メニュー写真を見ておいしそうな「小牛肉串」と「炒餌塊」(米粉モチ炒め)を注文。餌塊については既に「1ヵ月間の中国西部(26)大理古城 ❶」で説明した。モチモチ弾力があって自分好みだ。牛肉串は焼酎にピッタリ。やれやれ、やっと石林まで来たか。烈性酒をチビチビ飲みながら感慨にひたる・・・。


【29日目】8月17日。石林を観光。ここは世界自然遺産。知らない人は少ないだろう。以下では画像だけを紹介し、特に説明文は加えない。石の山にあまり興味のない人からすると、なぜ同じような写真を何枚も掲載するのかと疑問に思うだろう。しかし自分にとっては全てが異なり、どれも思い出に残るもすばらしい風景なのである。

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やがて観光も終了。石林では午前10時から午後1時頃まで約3時間見て歩いた。う~ん、なかなかすばらしかった。歩き疲れたので座ってリンゴを食べる。そして食べ終わったら石林ともお別れ。また来る日まで、さようなら・・・。

1ヵ月間の中国西部(28)昆明西山


【26日目】8月14日。この日は大理古城を離れ、昼頃の列車で昆明へ向かう。昆明では4泊する(西山風景区:2泊、石林風景区:1泊、市街地:1泊)。前日の午後1時以降は一切外出せず部屋で充分に休んだので、この日は体調がだいぶ回復した。

朝8時半、ホテルをチェックアウト。大理駅行きのバスに乗るため、北城門を通り崇聖寺三塔の近くまで歩く。通りでは朝食を販売する屋台が多く出ていた。バス停付近からは、この日も美しい三塔が見える。緑の雲岭山脈と青い空を背景にすくっと立っている姿は実にすばらしい。これで三塔ともお別れだ。大理駅では昆明行き列車に無事乗車。


昆明駅到着後は、地下鉄で「西山公園」駅まで行き、そこから予約してあるホテル近くまでは路線バスに乗る。午後4時、ようやくホテル「栖山傍山日式精品酒店」に到着。少し休憩してから、歩いて滇池を見に行く。湖面はわずかにさざ波が立っている程度で静寂を感じる。ところでホテルがあるエリアは外壁が薄い桃色の建物が多い。その由来が少し気になったが、結局誰にも聞かなかったので今でも謎。さて翌日は西山風景区の観光。体調を考慮し、早めに就寝する。


【27日目】8月15日。この日は西山風景区を観光。朝9時、ホテルを出発。目玉スポットの「龍門」を目指す。最初は自力で龍門まで山登りしようかと考えたが、長旅の疲労が蓄積しているので方法を変更。移動はできるだけ乗り物を利用し、残りの旅の体力を温存するというものだ。行程は以下のとおり。

  ホテル〔徒歩〕➔バス停〔バス〕➔海埂公園〔ゴンドラリフト〕➔
  西山森林公園游客センター〔リフト〕➔龍門・後門〔徒歩観光〕➔
  東門〔徒歩〕➔ホテル

滇池  湖岸にある海埂公園に到着。滇池(約300㎢)は雲南省最大の湖。面積は琵琶湖(約669㎢)の約半分。公園からは湖越しに西山がきれいに見える。ここからゴンドラリフトで西山の中腹まで行く。この日は多くの観光客で賑わい、ゴンドラ乗り場では長い行列ができていた。それでも15分ほどで乗り込むことができた。空中から眺める滇池や西山の風景もすばらしい。


西山森林公園游客センター  ここからはリフトに乗って一挙に龍門景区まで上る。ただここでも乗り場は長い行列。結局2時間ほど並んでやっとリフトに乗った。時刻は午後2時。リフトは周りが囲われておらず開放的で、山の空気を直に感じられ気分がよい。


龍門景区  リフトを降りると早速遊歩道を歩きはじめる。森林公園というだけあって緑が多く、ちょっとした森林浴をしているようで気分も清々しい。そして所々で眼下に広がる滇池の景色を眺めて楽しむ。リフトで景区の上まで来たので、その後は下り道が多いので楽だ。


龍門  しばらく歩くと風景区の目玉・龍門に到着。この時は人が多く、画像のとおりかなり騒々しく落ち着いて参観できなかった。それでも崖から突き出たような姿の古い門には大きな魅力を感じる。


その後は龍門景区の東門まで行き、門を出て下山する。その途中も滇池の風景や石刻などを見て楽しむ。そして山道の階段の先に自動車道が見えると少しホッとする。後は平らな道がホテルまで続いている。


ホテルに戻る途中、スーパー「利佳奇」に寄り即席麺とエナジードリンクを購入。この日はゴンドラやリフトを利用して比較的楽な観光だったが、それでも疲れを感じた。そして夜は前日に地下鉄・西山公園駅に隣接したスーパーで買っておいた地元の焼酎「雲南銅鍋酒」(42度)を飲んで体をいやす。

やれやれ、何とか無事に西山観光も終わった。一か月間の旅も残り5日。ただ油断は禁物。翌日は石林へ行く。酒もほどほどにして早めに就寝しよう・・・。