
2010年6月 浙江省前童古鎮の食堂にて
2011年11月11日の文章「酒と私」で、私は酒好きで毎晩結構な量を飲み、休肝日もあまり取らないことを述べた。現在もその生活に変化はないが、多少飲む量を減らしたり、度数の強い酒は飲まないようにしたりして、自身の健康を気づかっている。
7月下旬、帰国後初めての健康診断を受けた。過去4年間の中国生活(2009年1月~2013年2月)では、アルコール度数の高い白酒の多量摂取によって肝臓を酷使してきたので、特に肝機能の数値結果がどうなるか不安であった。そしてついに「健康診断結果報告書」を受け取り、 さっそく「γ-GTP」の部分に注目した。
今回の数値は、「53」であった。ちなみに説明書によると、γ-GTPとは、「血液中の微量酵素。とくにアルコール性肝障害で数値が高くなる」 とあり、参考基準値は「55U/l以下」である。とりあえず今回は参考基準値に達していないので安心したが、基準値との差は「2」しかく、油断はできない。では、以前の数値はどうだったのか。手元にある過去の診断報告書を見てみた。すると驚愕の事実が明らかになったのだ。
- 1996年04月(27歳)=9
- 1997年04月(28歳)=12
- 1998年03月(29歳)=13
- 1999年03月(30歳)=13
- 2000年03月(31歳)=11
**** データなし ***** - 2005年11月(36歳)=30
- 2006年02月(37歳)=30
- 2007年08月(38歳)=31
- 2008年08月(39歳)=41
**** 中国生活期間 **** - 2013年07月(44歳)=53
これを見ると、38歳から39歳の間に「10」急上昇しているが、原因はだいたい分かる。この時期は、某電子部品会社の社員として中国天津に長期出張し、白酒を大量に飲み、そのうえ当時はバーボンのマイブームで、ロックやストレートでガブガブ飲んでいた。
さて、次の2009年1月からの4年間、中国で肝臓を酷使してきたはずであったが、結果をみると「12」増加で、その期間だけが特別急増しているわけではないようだ。むしろ31歳から36歳まで5年間のデータのない時期には 「19」も増加している。それはともかく、現在この勢いで上昇すると、来年は基準値を超えてしまいそうである。なんてことだ!今後は飲む量を更に減らし、そして来年の結果がでるの待って今後の方針を判断したい。

紅星二鍋頭をご飯茶碗で飲む

前童古鎮の通り