2019松江旧市街巡り❶松江清真寺🕌


今回、去年は時間と体力の問題(半熱中症となった)で参観できなかった松江清真寺を訪れた。「清真寺」とは「イスラム教寺院、モスク」のことである。寺院内の説明文とネット情報をまとめると、創建は元代末期の至正年間(1341-1368)で上海地区最古のイスラム寺院である。もともと元末期の松江城西地区にはイスラム教徒の墓園(回回墳)が存在していた。そして当時松江を統治していた蒙古人のダルガチ(達魯花赤、地方長官の意)はイスラム教徒で、彼はその墓園の地に寺院を建立したのが松江清真寺のはじまりである。彼の墓とされるものが寺院内にある(下の画像)。明代には勅建寺院となる。

先賢古墓 墓の主人は元代のダルガチとのこと

ところで以下に掲載した「告示」画像のとおり、私の訪れた日は「穆斯林斎月(イスラム教のラマダン。斎戒、斎食する月)」期間中で、通常は一般参観は停止中であった。しかし寛容なムスリムの管理人さんに参観を許可され、さらにご丁寧にも寺院内を案内してもらった。心より感謝いたします。

告示:ラマダンとラマダン明け祭の期間、一般参観は停止します。

邦克門楼

礼拝大殿

墓園

檜柏(sabina chinensis)。調べたところ日本語で「ビャクシン(柏槙)」、
別名「イブキ」とも言われるヒノキ科の常緑針葉樹。明代に植えられ、樹齢300年という。


十分に見学したので、管理人さんに挨拶をし東門から外に出た。門の脇には牛肉麺の店があるので、そこでラーメンを食べてから帰ることにした。さてメニューを見ると、そこには黄色い目立つ字で「羊肉串」(1本5元)とある。店員さんに聞くと、串焼はいつでも調理し提供できるとのことである。食肉店も併設されているの店なので肉の鮮度は安心できそうだ。また来る機会があれば串焼を10本ほど注文し、イスラム寺院での飲酒はご法度なのでテイクアウトし、酔白池か方塔公園あたりで「園林飲み」の肴にしようかと考えている。

店内より撮影。次回は羊肉串焼を注文します~!😊!