五泊六日の大同(上)2017.03

僕は元来真面目すぎる性格なので、仕事に没頭しすぎ、つい自身の日々の健康管理を怠ってしまう傾向にある。結果、心身的ストレスがかなり蓄積されてしまうのだ。そこで今回は中国の大同市へ静養の旅に出ることにした。では、なぜわざわざ何時間も飛行機やバスに乗り、しかも空気が悪い場所へ行くのかと疑問に思う人もいるだろう。もちろん沖縄の海でも信州の高原でも気分は良くなるだろう。ただ僕の場合、中国の土地をほろ酔い気分でのんびり散策するのが、一番の心の癒しとなるのである。また今回は雲崗石窟へ行くという目的もあったので、気分はさらに盛り上がり、精神的ストレス度は大幅に低下した。

(後編へ続く)

一泊二日の広島市(2017.01)

we have known the agony of war. let us now find the courage, together, to spread peace, and pursue a world without nuclear weapons.

広島市と言えば、原爆の被爆地であるということが先ず思い浮かぶ。その重く悲痛な歴史のゆえに、私は今までは広島に行くことを避けていた。しかし一人間として、いつまでも目を伏せ続けている訳にはいかない。実際にその現場を訪れ、その事実を自分の目で確認するべきなのである。そして今年1月、一大決心の末、ついにその地を訪れることにした。

しかし今回は一泊二日の限られた旅行なので、訪問する場所は主に原爆ドームと原爆資料館、厳島神社、お好み焼村の3か所と決めていた。結果として、どの場所も強い印象を与えてくれる場所であった。とくに厳島は風光明媚で、島のシカさんたちも愛らしく、またユニークだ。 いつかまた訪れたいと感じた。