【転載】桂林旅行記「激疲れのSさん。それでも登るか!?」 2011年4月

※前回「伏見の稲荷山を登る」を書いた時、かつて桂林で山登りをした時のことを思い出した。別の掲示板で2011年2月24日に発表した文章を、一部内容を変更し転載する。

今回はのんびり旅行のつもりでした。ところが桂林の観光地には、こんもりした山が多いので、4日間も連続で山登りして、僕もさすがにくたびれました。昨日は三つの山、今日は二つの山に登りました。もうへとへとですよ。人はよく登頂後の「心地良い疲れ」と言いますが、僕の場合は、そのレベルを超えてしまったのでしょう。いわゆる「本気疲れ」になってしまいました。

北宋の人が「桂林の山水は天下に甲たり」と記しました。 確かに桂林の景色は非常にきれいですね。 ただ別の意味からすると、 桂林市は「痙攣市(ケイレン市)」!?とも言えるのではないでしょうか。 そこで一首。

やれやれと 上るも下るも 疲れ果て 知らぬは誰か ケイレンの町

実は複数の山がセットになった割安クーポン券を購入したので、一箇所でも行かないと、お金が無駄になるのです。明日も廬笛岩(ろてきがん)という場所に行く予定がありますが、行くか行かないか迷っています。観光はどうでもよくなり、キャンセルするかもしれません。廬笛岩の「ろてき」の「てき」が、「敵」に聞こえるのは、なぜでしょうか?!やれやれ、今日は早く風呂に入り、早く寝ます。

伏見の稲荷山を登る(2014.02)

今日は日曜日。天気も良かったので散歩することにした。さて、どこへ行こうか。伏見稲荷大社の本殿は何度か参拝したが、背後の稲荷山は一度も登ったことがなかった。そこで今日は稲荷山初登頂を目指すことにした。

本殿を過ぎ、千本鳥居をくぐりながら、頂上「一ノ峰」を目指す。道は参拝者、観光客でにぎわっていたが、 頂上に近づくにつれて人も少なくなった。簡単に登頂できるとは思っていなかったが、上り下りの心臓破りの山道に息はきれ、足の筋肉も膨れ、普段運動不足の我が身にはかなりきつい道のりであった。1時間ほどでようやく頂上に着いた。

帰り道、「四ツ辻」の町を見下ろせる場所で、ベンチに座って10分ほど休憩した。付近の茶店には「きなこソフト」(350円)が売られていた。食べてみようかと思ったが、やめた。安易な好奇心で、自分を甘やかしてはいけないと思ったからだ。

この文章を書いている今も、足が少し痛む。しかし心地のよい痛みである。今後も健康のため、時々稲荷山を登ろうと思う。そして次回は「きなこソフト」を食べるつもりだ。