【出国直前】三泊四日の東京&成田(2022.10.21)

21日朝6時半頃、東京駅近くのバスターミナルに到着。24日には成田空港から哈爾浜行きの便に搭乗するが、その前に中国駐日大使館・領事館の指定検査機関、或いは厚生労働省の登録検査機関で前後2回のPCR検査が必要だ。その都合で二日間は東京、出発前日は成田で宿泊することにした。前回の上京は記憶では2004年なので18年ぶりである。ただパッと見た感じでは街の様子はそれほど変化していない。先ずは六本木のホテルへ重い荷物を預けに行った。この後は何も予定が無いので、のんびり散策でもしようと上野公園へ行くことにした。

なおこの文章は哈爾浜市内の隔離宿泊施設で記している。お陰様で無事に哈爾浜に到着、入境後は7日間の施設隔離+3日間の自宅隔離が求められ、本日29日は隔離6日目、31日の午後には地元政府の車で自宅へ移動するとのことだ。隔離中の様子は今後記事にする予定である。

清水観音堂の前にある階段を下り、不忍池の橋を渡って弁天堂を見学し、さらに池の周囲の道を進んでいると、「園林飲み」にふさわしいエリアにたどり着いた。さっそく近くのコンビニで缶酎ハイ「STRONG ZERO 9% ダブルレモン」を購入、座る場所を探していると、ちょうどいいベンチを見つけた。その地点からは不忍池と上野の森、そしてスカイツリーを同時に眺めることができる。酎ハイを飲みながらボート遊びをする人たちをしばらくボ~ッと眺めていた。天候にも恵まれ、気分も爽快、ストレスフリーの癒しタイムである。今回は上野公園を選んで正解だった。  

上野公園で癒された後はホテルに向かう。今回の宿は「コンフォートイン東京六本木」。二か所のクリニックにもアクセスが良く、また朝食にはタイ料理が出ると聞き興味があったのでこのホテルに泊まることにした。結果から言うと朝食はアタリで、予想以上にタイ料理の味がよかった。一方、部屋はハズレ。狭く、窓も開かず、窓の外は一面の壁、手を伸ばせば届くほど接近している。圧迫感、窮屈感が甚大で、次回この部屋は遠慮したい。

地下鉄駅から地上に出るとこの交差点がある
この坂を下って行くとすぐにホテルが見える
コンフォートイン六本木
タイ料理の店 ホテル入口はこの反対側にある
一日目の朝食
グリーンカレースープ おいしくてもう一杯飲んだ
トムヤンクンラーメン 酸味スーブもたまにはいい
二日目の朝食
タイ風のお粥、旨味が凝縮していて大変おいしい
六本木ヒルズから見た風景

23日午前10時頃、千代田区麴町のクリニックで2回のPCR検査を終えた。ホテル近くに移動、少し時間があったので六本木ヒルズまで散歩した。久々に見る東京タワーの姿が印象的であった。ホテルに戻り預けた荷物を受け取って東京駅へ、東京駅からは成田エクスプレスに乗って約1時間、空港第2ターミナルで下車する。シャトルバスで「日航ホテル成田」へ向かう。「コンフォート六本木」の部屋が残念だったので、ここは大丈夫だろうかと不安であったが、部屋に入ったとたんその不安は吹き飛んだ。窓からの眺望がすばらしく、ちょうど飛行機が着陸している様子も見ることができた。窓は開閉可能で新鮮な空気を存分に取り入れることができる。さらに部屋代が千葉県の旅キャンペーンで割引きされ、そのうえ3,000円分のクーポンまでもらえた。六本木とは天と地の差だ。さっそくホテル内のローソンで酒を買い込み、この後の一大イベントに備える。

昨日の1回目PCR検査の結果は「陰性」、もうすぐ2回目PCR検査の結果が出る時間だ。するとクリニックからメールでPDF版「陰性証明」が届いた。先ずは安心する。次はいよいよ最終段階、18時までに健康コードの申請を完了させ、その後は緊張しながら結果を待つ。この結果が悪ければ明日は搭乗できない。申請直後はコードは赤色、問題なければ緑色に変わるのだ。ドキドキする。緊張を抑えるため缶酎ハイ「STRONG ZERO 9% ダブルレモン」、次にビール「キリン一番搾り」を飲む。どのくらい時間が経ったのだろうか、やがて結果判明のメールが届き、恐る恐るスマホの画面を確認すると、コードは幸せの「グリーン」色に変化しているではないか!フ~、ホッとした。今回は就労(Z)ビザの取得を含め、多くの煩雑な手続きで大変苦労したが、それを思い返すと本当に感無量だ。さっそく祝い酒として冷蔵庫で冷やしておいた日本酒「沢の鶴・純米酒《山田錦》」をグビグビ飲む。プハッー!うまい!


明日は寝坊しないで空港に行くだけだ。ただ第3ターミナルへは行ったことがないので不安が残る。まだ就寝時刻まで余裕があるので下見と食事を兼ねて空港へ行くことにした。チェックインカウンターの位置を確認してから、フードコートへ向かう。ここではラーメンを食べることにした。普段は外でラーメンを食べることは稀だが、まぁたまにはいいだろう。

和風とんこつラーメン(全部のせ)

ソバで腹を満たした後はシャトルバスでホテルに戻る。部屋では窓から暗闇に浮かんで見える夜の空港を眺めながら、ウイスキー「WHITE HORSE」をロックでグビグビ飲む。するとやがて気分は大いに昂揚し気炎が上がる。出国の時がきた、ちぇすと行けー!

五泊六日の西表島【五日目】石垣島へ移動、のんびりする〈最終回〉

現在10月下旬、そろそろこの旅行記を完了させないと次に進めない。これは大変だ。明後日は成田空港から中国黒竜江省哈爾浜へ渡航予定、今は六本木のホテル内でこの文章を書いている。せめて訪中前にこの旅行記は完成させたい。この圧迫感も毎回のことで、腰が重すぎる自分に呆れしまう。ただ考えて見ればブログは義務ではなく趣味の活動、ストレスを感じるくらいなら止めたほうがいい。逆に旅行直後ではなく、しばらく時が経過してから記事を編集するメリットも感じている。それは忘れていた当時の思い出が鮮明に浮かび上がり、旅の「追体験」を楽しむことができることだ。再度旅行したようで、何か得をした気分になるのだ。

さて、西表島を離れる日が来た。宿舎から歩いて約5分、上原港(デンサーターミナル)に到着、乗船チケットを購入する。ターミナルの掲示板にはご当地の特色あるポスターが貼ってあったのでここで紹介することにした。珍しい動植物に関する記載があり、南の島にいることを実感する。

上原港(デンサーターミナル)

出港の時間となった。今回は鳩間島経由で石垣島へ移動する。西表と同様、鳩間島の港の海水透明度がすばらしく、見ているだけで初老男子の濁った心が浄化されるようである。次回はこの島でゆったりと時を過ごしたいと思う・・・

上原港を出発する
正面に見えるのは経由する鳩間島
鳩間島のフェリーターミナル、経由して石垣島へ向かう
正面に見えているのは石垣島
石垣島フェリーターミナルに到着 これからは予定は何もなく、ただのんびり過ごす・・・

石垣島のホテルに到着
今回はフェリーターミナルから近い「石垣島ホテルククル」にお世話になった。事前にネットで窓から眺望が良い部屋を予約、実際に満足のゆく景色が見えた。さらに屋上「ククルテラス」(開放時間 AM5:00~PM11:00)では缶ビール片手に風を感じながらのんびり景色を楽しむことができた。

部屋から見える景色もいいですね・・・
ホテル屋上の癒しスペース「クルルテラス」

屋上でひとしきりビールを飲んだ後は、街を散策して昼食の場所を探す。西表でのダイビング講習で全ての気力体力を使い果たした今は「でくのぼう」状態、石垣では何の目的もなく、ただダラダラと時を過ごす。とりあえず近くの「ユーグレナモール」とその周辺を歩いて回った。

石垣島ターミナル付近の地図 ホテルは矢印近くで、疲れない程度に周囲を散策する
モール内の魚屋さん 本州では珍しい魚が売られていた
派手なお土産屋さん、つい入りたくなりますね・・・

昼食+夕食@「魚の肴と島料理 あじまー商店」

酒メニュー 何を飲んだか忘れた・・・
昼食メニュー
店内の様子 落ち着いて食事できそうだ・・・
伝統的な「ミンサー織」 これは刺身を盛り付ける赤瓦の下に敷く。その後ネットで調べると、《五つと四つ絣模様が特徴ですが、この模様には「いつ(五つ)の世(四つ)までも」という意味合いが込められています》とある(出典:意味が素敵!ミンサー織り(八重山ミンサー)のおすすめアイテム13選 | BECOS Journal (thebecos.com))。元々女性が男性に愛を込めて渡してきた織物、感動的です・・・
近海魚の刺身盛り合わせ
刺身に使われた魚の紹介
天ぷらの盛り合わせ
紅芋の濃く鮮やかな色が印象的だ・・・
夕食に再度来店する
夕食メニュー
お通し ゴーヤの苦みが泡盛に合う。楽しい旅に乾杯、グイっと飲もう~!
近海カンパチの頭 下の画像はこれを調理したもの
カンパチの頭マース煮
テビチの唐揚げ

明日は飛行機で帰途につく。次回このすばらしい南の島に来れるのはいつだろうか。まぁ人生何が起こるか分からない、これが最後かも・・・ しかし後悔はない。自分なりに精一杯楽しんだ西表と石垣の日々。さようなら・・・

西表島まるまビーチから見る鳩間島
旅の終わりに乾杯~!