やっとハルビン新生活スタート(2022.11.07)

本日は11月25日、日本を出発し哈爾濱に到着したのが10月24日だからちょうど一か月が経過したことになる。到着後の二週間は隔離生活が続き、11月7日午後ようやく隔離から解除され、ホテルまで迎えにきてくれた学校の先生二名に案内されて現在住んでいる部屋に到着。室内設備の説明を受け、後は一人で荷をほどき生活の準備を始める。ようやく自由な生活が始まるのか・・・ ワクワク感が沸き起こってくる。
さて、当初は学校敷地内の職員用低層アパートに住むのかと思っていたが、実際は下の写真の高層マンションであった。室内は一人では十分な広さで、基本的な家具・電化製品も準備されていた。そのなか包丁が中華式だったのは驚きで、使うのは人生初だ。つまり初老男子であっても異文化の新鮮体験による心身活性化でボケ防止が期待できそうだということだ・・・

部屋からの眺め
私は元来「部屋からの眺め」にこだわりがある。理由は単純だ。それを見ながら酒を飲むのが楽しみの一つだからだ。高島の自宅居間からは庭の枝垂桜、趣味小屋からは四方竹や南天、菜園が眺められる。生活環境は精神的にも大切である。また短期滞在のホテルにしても眺望を重視している。前回のコンフォート六本木の壁景色は最悪であった。今回の部屋はどうだろうか。期待しすぎても裏切られたとき寂しいので、あまり考えないようにしていたが、結果高層マンションの14階で眺めはバツグン、安心した。少し顔を傾ければ哈爾濱の名所「聖ソフィア大聖堂」も見えるのだ。

聖ソフィア大聖堂が中央に見える

眺めの良い部屋と言えば、2009年寧波で住んでいたマンション「日月星城」の部屋からは奉化江の流れも見えて格別で、いつも酒を飲みながら眺めていた。今でもいい思い出である。参考に朝と夜の写真を掲載する。

寧波「日月星城」の部屋からの眺め(2009年)

酒を買いに単独初外出
自由の身となった。隔離中は健康重視で休肝日を続けたが、いよいよ哈爾賓でのホロ酔いタイムが到来したのだ・・・。哈爾濱と言えば「哈爾濱ビール」、そしてネットで調べておいた地元の白酒「玉泉酒」。最初は大型スーパーへ向かったが、健康コードがなかったので入店拒否、しかたなく建物下の規制が緩いコンビニで何とか購入。その後、マンション受付でも健康コードがないということで入室拒否のドタバタ劇が始まったが、学校の先生二名が急遽駆けつけてくれて何とか部屋へ上がれた。現在の中国では老若男女「スマホ」と「ネット通信」が必須だということを痛感した。人民は情報に厳しく縛られ結構大変だなぁ~と他人事のように思う信州狂人であった・・・

マンション入口
ライトアップされた聖ソフィア大聖堂
大型スーパー
マンション下のコンビニと小型スーパー
 朝のコンビニと小型スーパーの様子
「玉泉酒」第一印象はウマイ~!

さてさて、哈爾濱ビールで疲れをいやそう・・・。新生活がはじまった。
まぁ、慌てず焦らず、異文化を楽しもう~!!

【抗疫特集】第2弾!七日間の隔離弁当@丽枫酒店・中央大街友谊路地铁站店+如家酒店・中央大街步行街店(2022.10.31)

11月1日(上の画像)「麗楓酒店」で隔離弁当の生活が再開した。
昼にコカコーラが付く。やはり現地人は弁当にコーラが好きなようだ。麻婆豆腐、量はわずかだったが久々に本場の味を懐かしく感じた。

11月2日(下の画像) 昼、ペプシコーラが付く。またコーラか・・・。夜、太刀魚が出た。海産物は如家酒店で「エビ2匹」が出て以来で珍しい。粉をつけて揚げ甘いタレに絡めてある。味はおいしい。 

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11月3日 この日は変化があった。朝、焼餅(シャオピン)と温かい豆腐脳(ドウフナオ)。北方では好まれる朝食である。地元の店「志勇」で仕入れたものだ。昼、久々の水餃子。香酢につけて食べれば「あぁ中国に来たな~」と感じる。そして夜、淡水魚が出る。粉をつけて揚げ甘いタレに絡めてある。淡水魚独特の味を久々に懐かしく味わった。

「志勇焼餅」のホームページより転載

11月4日 昨晩、突然「如家酒店」に移動。如家弁当の再開だ。昼、ファンタが付く。何十年ぶりの味だ。夜、ついにお茶が付いた、が、砂糖入りの甘いお茶だった・・・。本日注目すべきは、昼「チキンナゲット」、夜「エビ2匹」が白米の表面に象眼の如くはめ込まれている点。中国伝統の美術工芸品を彷彿とさせる逸品である。

11月5日 昼夜連続あま~いオレンジジュース。糖尿病に注意が必要だ。また昨日に続き本日も象眼技法が遺憾なく発揮され、チキン甘辛煮が小豆を混ぜたようなほんのりピンク色に染まっているご飯の中に豪快に埋もれている・・・。味はおいしい。

11月6日 疲れたのでノーコメント

11月7日 隔離解除日。隔離生活は自由も少なく窮屈だが、隔離弁当との離別は少し寂しい気がする。今後は自宅で自炊をすることになるが、三食すべてに食材や栄養バランスに気を配るの簡単ではない。時には外食もいいだろう。
昼、最後の隔離弁当、ハルビン名物のソーセージが集大成として白米に象眼されている。味もおいしい。またファンタ、次回これを飲むのは何十年先のことか。あるいは人生最後のファンタになるかもしれない・・・

中国隔離生活の弁当、私の場合は比較的恵まれていたようだ。味は少し濃く、ジュースよりもお茶がいいと感じたが、その他に不満はない。逆に貴重な面白い体験ができた。
最後に、施設の皆さん、ありがとうございました。ごちそうさまでした。再見~!