11月1日(上の画像)「麗楓酒店」で隔離弁当の生活が再開した。
昼にコカコーラが付く。やはり現地人は弁当にコーラが好きなようだ。麻婆豆腐、量はわずかだったが久々に本場の味を懐かしく感じた。
11月2日(下の画像) 昼、ペプシコーラが付く。またコーラか・・・。夜、太刀魚が出た。海産物は如家酒店で「エビ2匹」が出て以来で珍しい。粉をつけて揚げ甘いタレに絡めてある。味はおいしい。
11月3日 この日は変化があった。朝、焼餅(シャオピン)と温かい豆腐脳(ドウフナオ)。北方では好まれる朝食である。地元の店「志勇」で仕入れたものだ。昼、久々の水餃子。香酢につけて食べれば「あぁ中国に来たな~」と感じる。そして夜、淡水魚が出る。粉をつけて揚げ甘いタレに絡めてある。淡水魚独特の味を久々に懐かしく味わった。
11月4日 昨晩、突然「如家酒店」に移動。如家弁当の再開だ。昼、ファンタが付く。何十年ぶりの味だ。夜、ついにお茶が付いた、が、砂糖入りの甘いお茶だった・・・。本日注目すべきは、昼「チキンナゲット」、夜「エビ2匹」が白米の表面に象眼の如くはめ込まれている点。中国伝統の美術工芸品を彷彿とさせる逸品である。
11月5日 昼夜連続あま~いオレンジジュース。糖尿病に注意が必要だ。また昨日に続き本日も象眼技法が遺憾なく発揮され、チキン甘辛煮が小豆を混ぜたようなほんのりピンク色に染まっているご飯の中に豪快に埋もれている・・・。味はおいしい。
11月6日 疲れたのでノーコメント
11月7日 隔離解除日。隔離生活は自由も少なく窮屈だが、隔離弁当との離別は少し寂しい気がする。今後は自宅で自炊をすることになるが、三食すべてに食材や栄養バランスに気を配るの簡単ではない。時には外食もいいだろう。
昼、最後の隔離弁当、ハルビン名物のソーセージが集大成として白米に象眼されている。味もおいしい。またファンタ、次回これを飲むのは何十年先のことか。あるいは人生最後のファンタになるかもしれない・・・
中国隔離生活の弁当、私の場合は比較的恵まれていたようだ。味は少し濃く、ジュースよりもお茶がいいと感じたが、その他に不満はない。逆に貴重な面白い体験ができた。
最後に、施設の皆さん、ありがとうございました。ごちそうさまでした。再見~!