七日間の隔離後は本来三日間の自宅隔離に移行するはずだった。しかしなぜか突然次も七日間隔離ですよと言われてビックリ! はぁ、中国では突然計画が変わることは普通のようだ。車を降りると同僚の馬先生が待っていた。そして次の隔離ホテル「M影愿酒店(哈尔滨中央大街店)」に案内してもらった。期間も三日間でいいと言う。ホッとした。やはり三日間でいいのか・・・。ただこのホテルは何かラブホテルのような雰囲気で、机もイスもなくリモート授業には不適切な環境であった。まぁ、混乱している現状、仕方ないかなと諦めた。
ところが夜7時頃に馬先生からメールが入り、このホテルは隔離施設としての資格がないとの理由で、また別の施設へ移動する必要があるという。あ~あ、疲れていたが急いで荷物をまとめ、迎えの車に乗って次の隔離ホテル「丽枫酒店(哈尔滨中央大街友谊路地铁站店)」へ移動した。さて部屋に入って安心感が増した。部屋は広く内装も新しい。快適に過ごせそうだ・・・
しかしまだ終わりではなかった。移動から4日目の夜6時頃、突然ホテル係員から別の施設へ移動するからすぐに荷物を準備しろと内線が入った。はぁまた移動・・・。そして着いた先が最後の隔離施設となった「如家酒店(哈尔滨中央大街步行街店)」、また「如家」かと思った。場所は市の中心地、中央大街(キタイスカヤ〈ロシア語で中国人街の意〉)のすぐ近くで、先日短時間滞在したラブホ似ホテル「M影愿酒店」にも近い。到着したのは夜9時過ぎだったが辺りは電飾で明るく輝いていた。しかし隔離の身、あと4日間は娑婆とは無関係の生活が続くのだ・・・
🍀中国人の面白いところ 中国との付き合いも長くなったが、日本人の常識的な感覚からすると彼らの考え方が面白く感じる時がある。今回は「シャワースペースのガラス壁に貼られたシール」でそう感じた。このホテルの名称は「如家酒店」であるが、シールには「莫泰酒店」とある。つまり以前この建物で経営していたホテルの残留物なのである。日本人なら普通は前のホテルの物は必ず撤去する。ところが中国人にしてみればそれはどうでもいいらしい。これは面白い。中国は現在、ゼロコロナ政策で「神経質」と言えるほど厳格に人々の行動を制限しているが、実は元々あまりこだわらない、いい加減で大雑把な性格であるようだ。だた私はこれを批判している訳ではない。日本人と比べてそう思うだけであって、良し悪しは別問題である。ただそういう国民性だとういことだ・・・
翌朝、街の明るい姿が現れた・・・
時が過ぎて日が沈み、やがて夜の街は電飾できらびやかになる・・・
明日は隔離解除、ようやく新たな部屋で生活がはじまる。哈爾浜に来て2週間、4か所の貴重なホテル生活を体験した。お世話になりました。
最後に一言、GO GREEN~!!