【ふるさと信州 2022年8月】戸隠神社・善光寺・小川の庄おやき村・道の駅信州新町・だいだらぼっち


10月から中国で長期滞在を始めるが、その前に故郷の長野市に四泊五日で帰省した。両親に会うことが主目的であるが、近場への小旅行や地酒、食事も楽しみである。いつもは実家で泊まるが今回は事情があって長野駅前のホテルに宿泊した。当然その分の費用はかかるがマイペースで気楽に過ごせるので悪くない。夜は近くにあるドンキホーテで購入しておいた冷えた地酒をグビグビ飲んで楽しんだ。下の写真二枚はホテルの部屋から撮影したものだ。一枚目にはJR長野駅、二枚目には今回訪れた戸隠方面の山並みが見える。このようないつもと違う景色を眺められるのもホテル利用のいいところだ。


戸隠神社(奥社)  長野市出身ではあるが、これまでパワースポットの戸隠神社の奥社へは行ったことがなかった。いつも気になっていたが今回ようやく行くことができた。長野駅前からアルピコ交通バス70系統「戸隠・飯綱高原方面行」に乗り、約1時間で到着。天気も良かったので快適なバスの旅ができた。

バスは戸隠神社奥社入口に到着。ここからは徒歩で本殿へと向かう。緑に囲まれた清らかですがすがしい参道、そして見所は何と言っても大きな杉並木。ゆっくり歩いていると、巨大杉のパワーを感じると同時に、心がとてもいやされ、安心した気分になる。この感覚は何だろうか。やはりここは正真正銘のパワースポットなのである。

バスの車窓から見たソバ畑、白いソバの花が見える


善光寺「駒返り橋」  善光寺に関しては多くを当ブログ「【保存版】信州狂人式「善光寺参り」①~④」で記した。ただ「駒返り橋」については今回新たに紹介する。源頼朝が善光寺に深い信仰を寄せていたことが分かる興味深い史跡である。詳細は説明板の画像をご覧いただきたい。前回訪れた時と同様に、この日も大勧進前の法生池にはピンク色のきれいな蓮の花が咲いていた。


小川の庄・おやき村  ここへは自家用車で訪れた。長野市街地からかなり離れた山の上にある。自然に囲まれた素朴な場所、このような環境で「おやき」という食品が誕生したのである。店内では冷凍のおやきも販売し、宅配便も利用できるので信州のお土産にするのもいいだろう。小川村まで来るのは大変だという場合は、善光寺参道の支店がおすすめ。ここ同様に焼きたての熱々おやきを食べることができる。
住所:長野県上水内郡小川村大字高府2876 電話:026-269-3760


道の駅・信州新町(道の駅 長野県登録第一号)  小川村からの帰りに道の駅に寄って、地元民に人気の「天ざるそば」を食べる。ツルツル・サクサクと食べ進める。ボリュームがありお腹はパンパン、大満足である。


居酒屋・だいだらぼっち  ホテルの近く、駅から5分ほどの所にある店で、夜歩いていたら雰囲気の良さそうな店内が見えたので入ることにした。炭火焼き料理がおすすめらしい。自身は地酒と野沢菜の天ぷらが良い印象であった。
住所:長野市南石堂町1420 石堂ビル 電話:026-223-1303


故郷との別れ  滞在日はあっという間に過ぎ、高島へ帰る日が来た。自身へのお土産は駅ビルで十割そばを購入、後日食べたら確かにおいしかった。名古屋行き特急列車の窓からは善光寺平(長野盆地)がきれいに見えた。次に来るのはいつになるだろう。それまで、さようなら・・・

五泊六日の黒河(5)最終回


この日は黒河駅から列車で哈爾浜へ戻る。来た時と同様に寝台車を利用、到着は翌日となる。出発時刻は18:46、時間的に余裕がある。朝食はホテルでとり、その後はチェックアウト時間の昼12時まで部屋でゆっくりする。チェックアウト後はいつもの河岸公園の道を通って昼食をとる店へ向かう。
途中のケーキ屋さんで求人広告があり、具体的な給与額が表示されていた。それを見ると現在の黒河市における給与レベルが分かるので面白い。
例えば、レジ担当=3,300元(約67,000日本円)+有給休暇1日+業績給
    女性工場作業員=2,500元(約50,000日本円)
    


西洋料理「徳洛克」で昼食  ここは黒河到着日に夕食をとった店だ。飲み物は先ず「俄羅斯鮮醸黒啤(ロシア黒ビール)」。うん、まあ普通にうまい。料理を二品ほど食べてから前回高評価であった「俄羅斯鮮醸黄啤(ロシア黄ビール)」を注文。う~ん、やっぱりこれだ。スッキリ、サッパリ、フルーティー、それでいてコクもある優れたおいしさ。今後黒河に来る予定はないので、もうこのビールを飲めなくなると思うと非常に残念である。ただ哈爾浜にも西洋料理店がいくつもあるので、理想のビールを探しに店巡りをするのも楽しいだろう。さて料理は「俄羅斯宋湯(ボルシチ)」、「俄式烤香菇(ロシア式焼きシイタケ)」、「俄式罐燜羊肉(ロシア式羊肉壺煮込み)」を注文。どれも満足のおいしさだ。

 

再び河岸公園へ  食後は河岸公園へ向かう。店でビール大ジョッキを二杯飲んだのでほろ酔い気分、通過中の公園には木陰に適当なベンチがあったので少し休憩する。風もそよそよと吹き、うとうとする。思い出せば、到着初日こそ朝から忙しく観光したが、翌日以降は何も予定がなく実にのんびりとストレスフリータイムを過ごしてきた。これ自体は悪いことではないが、ただこのような安逸な生活ばかりを続けていると逆に頭がボケそうで心配だ。やはり適度な緊張感も健康的な生活には必要不可欠であると実感した。
その後ベンチを離れ、黒竜江を左手にみながら遊歩道を歩き進む。そして橋を通って大黒河へ渡る。前日にもここへ来たが、この日はちょうど逆の方向で歩いている。対岸のロシアの街を眺めると、前日は音楽も響きにぎやかな様子であったが、この日は何か静かだ。日曜日なのでロシアの皆さんは朝は教会へ行き、午後は自宅でゆっくり休んでいるのだろうか。


駅に到着、これから寝台車で哈爾浜へ帰る。黒河駅発18:46のK7034、乗車約11時間、哈爾浜には朝6時頃到着する。しばらくは車窓から外の景色を眺めていた。夜9時頃に三段ベッドの真ん中(中鋪)に上がり睡眠をとる。

就寝、そして到着  行きと違い今回は不快な異音もなく比較的快適に睡眠できた。そして気が付けば外は明るくなっていた。やがて列車は松花江の橋を渡り、哈爾浜駅に到着。住み慣れた街に戻りホッとする。

駅から自宅マンションまで徒歩約30分、途中人気の観光スポット「ソフィア大聖堂」を通り過ぎる。ここまで来ると自宅はすぐ目の前、上の画像では右手に二つの同形状のビルが見えるが、右側のビル内に自分の部屋がある。今回はのんびり旅だったのでそれほど疲れはない。翌日からはいつもの通りの生活が再開するのだ・・・