




【22日目】この日は「束河古鎮」で一泊する。あいにく曇時々雨という天候だが、雨霧でかすんで見える古い街の姿も情緒があってよい。11時頃に食事をとり、その後はバスで約1時間かけて束河へ向かう。
食事は宿から近いところにある適当な食堂に入った。麗江は「腊排骨」(豚スペアリブの燻製)が有名ということなので「腊排骨米線」(ライスヌードル)を注文。白濁したスープが熱々の土鍋の中でプクプ沸騰している。ヤケドに要注意だ。高熱のためか麺は少しふやけ気味。早く食べないと麺がどんどん膨張してくる感じだ。スープがかなり塩辛い。スペアリブから塩分が溶け出したのだろうか・・・。総じて言えば、あまりおいしくなかったが、まあ今回は麗江名物のスペアリブが体験できてよかった。




食後は宿に荷物を取りに行ってから束河古鎮行きのバス停に向かう。これで麗江古城ともお別れだ・・・。



束河古鎮に到着 まずは予約してある宿へ向かう。束河は麗江古城に比べると人も少なく落ち着いた雰囲気がある。古城の宿も良かったが、ここの宿も木を多く使った建物で暖かみがある。お茶を飲んで少し休憩してから観光に出かける。











九鼎龍潭 水がとても澄んでいて、水中の植物や魚などもよく見える。何か神秘的な感じがする場所だ。






青龍橋 現地の説明によると、400年前の明・萬暦年間に木氏土司によって築かれた。麗江壩子(麗江平原)では最古で最大規模のアーチ型石橋とのこと。舗石の表面が摩耗でツルツルしていて歴史を感じる。石の色や形は様々で見ていて面白い。









その他、魅力的な古鎮の風景をゆっくり歩きながら楽しんだ。麗江古城に比べて緑地が多く、気分が落ち着く。水路を流れる水もとてもきれいだ。



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三眼井 ナシ族の人々が水を有効活用するための水場。上段は飲み水用、中段は野菜洗い用、下段は洗濯用。歩いていると集落内のいたるところで見かける。これを見ていると、高島市新旭の針江区に今でも残る生活用水設備「川端(かばた)」を思い出す。
【参考】高島市役所HP:針江生水の郷(平成の名水百選 新旭)



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緑ゆたかで水もきれいな古い街。日常の雑念やストレスを忘れ、心も洗われるようだ。束河古鎮はこのようにすてきな場所であった・・・。