




【6日目】2月4日。文昌から東方へ移動する。東方では市街地で1泊、海岸エリアで2泊、計3泊する。海岸ではいよいよ待望の海南島で初の海水浴。
ホテルから文昌駅へ約45分歩く。滞在中よく訪れた老街を通り抜ける。市街地を出ると辺りは農地や空き地が広がっているだけ。自動車はパラパラ走っているが、歩行者はほとんど見えない。のんびり歩いていると、やがて駅に到着。




列車は定刻通りに出発。当方までの乗車時間は約2時間20分。車窓からは文昌へ来た時と同様に、ヤシ畑など緑が茂る風景。途中、海岸線がチラッと見える。



東方駅に到着 市バスで予約していたホテルへ向かう。チェックインして部屋に荷物を下ろし、少し休憩。その後、駅に向かって散策する。





東方市の市街地は比較的最近に開発された街のようだ。百度百科によると、東方駅の利用開始は2015年12月31日、訪れた時点ではまだ10年経っていない。駅前には巨大マンションや万達広場などの大型商業施設があり、その周辺では野菜の露店販売で売買している人たち、広場ダンスをしている人たちが見える。まぁ特別珍しい風景でもないので、コンビニで酒を買ったらホテルへ戻る。





客家料理店で夕食 夜7時頃、外食に出かける。昼間の散策時に客家料理店を見つけた。メニューを見せてもらい、店内の雰囲気も良かったので、ここで夕食をとることにした。「客家料理」とは、今まで食べた記憶がなく、どのような特徴があるのかも不明だ。また暇な時にでも調べてみたい。
さて、酒はコンビニで買った二鍋頭の小瓶を持ち込む。料理は「豆醤蒸黄花魚」「椒塩蝦」「客家炒飯」の三品を注文。味はどれも良いが、特に客家炒飯は米が適度にパラパラして食感が良く、旨味もしっかりあるので非常においしい。








食後は歩いてホテルに戻る。途中、多くの飲食店が集合している大きなグルメ施設がある。食後でもあり何も買うつもりはなく、ただ好奇心で中を見て回る。その時はどうしたわけか来客数も少なく閑散としていて、寂しい雰囲気が漂っていた。
この日の活動は終了。部屋に戻るとひとしきり酒を飲んでから寝る。翌日は海岸エリアに移動。海南島で初の海水浴をするのが楽しみだ・・・。


【6日目】2月5日。東方の2日目。市街地から西海岸へ移動、2泊する。昼過ぎに市街地のホテルを出発。海岸までは徒歩約1時間かかるが、時間は余裕があり途中の様子もゆっくりみたいので歩いて行く。しばらくは市街地が続いていたが、やがて港湾エリアになり商店もなくなり人の姿も消える。やがて東方西海岸エリアに到着。ここまで来ると人の姿が見える。




次に宿泊する部屋を探すが、2棟ある大きな建物の中から自分の部屋を探し出すまで少し時間がかかった。予約したのは個人経営の民宿で、スタッフに電話し、メールで部屋の場所とドアのパスワードを教えてもらい、ようやく部屋に入ることができた。
部屋はオーシャンビュー、朝昼晩と変化する海の景色が楽しみだ。荷物を下ろすと、海岸を少し見に行く。なかなかきれいな砂浜だ。ただ海水浴したい気持ちを抑えて、市バスに乗り街へ買い物に行く。というのも海岸エリアには普通のスーパーやコンビニがなかったのだ。また遅い時間帯はバスの運行が終了してしまうので、その前に滞在中の酒と食料を確保しておく必要がある。


海水浴タイム 買い物から帰ると、ようやく記念すべき海南島で初の海水浴。中国で海水浴をすることは今回が2回目。初回は2009年9月、浙江省・普陀山のビーチだった。浜からは北側にランドマーク的な「魚鱗角の灯台」が、南側には風力発電の風車、遠くに港湾施設が見える。
さて、しばらくは海で泳いだり水際で波と戯れたりと開放的で楽しい時間を過ごす。ただ一つ気になるのは砂の粗さ。この浜の砂はサラサラしておらず、小さな石の粒が混じっているので、水際で寝そべると少し痛みを感じる。







酒と食料 海水浴を終え、部屋で食事する。市街地のスーパーで買った酒と食料は下画像の通り。主食はすべてインスタント食品。栄養が偏り確実に健康には有害だ。まぁ2日間は我慢しよう・・・。赤ワイン2本は運よく近くの土産店で確保できた。スーパーでは海口産の薬膳酒「三椰春酒」(33度)と缶ビールを購入。この夜は「広式香腸煲仔飯」を背徳感を感じながら食べる。


その後、テラスで酒を飲みながら、海の景色を楽しむ。日が暮れるとともに海の姿が変化していく。なかなかきれいな風景だ・・・。






この日はこれで終了。久々の海水浴で気分も軽やか、リフレッシュできた。
翌日もまた童心にかえり、浜辺で波と戯れよう・・・。

