12日間の海南島(9)三亜 ❸ 最終回


【11日目】2月9日、三亜の3日目。翌日は帰国する。この日は海南島で最後の海水浴と海鮮料理を楽しむ。その他には特に予定もないので、リゾート地らしくのんびり過ごす。

午前中は部屋でゆっくりし、午後から民宿から近い浜辺で海水浴をする。最初に到着した北部の海口では曇がちだったので多少不安であったが、三亜では晴れが続き安心した。やはり青い空のもとでの海水浴が最高だ・・・。


三亜で最後の海水浴も終わり、一度民宿に戻って少し休む。そして夕暮れ時にまた浜辺へ出て来た。空がオレンジ色に染まり、期待していたとおり美しい夕日を見ることができた。


その後、近くの大型ショッピングセンターへ飲み物を買い物に行く。ついでに鮮魚コーナーものぞいてきた。さすが海が近いとあって種類も豊富で鮮度も良さそうだ。


民宿に戻ると、先ほど買った海南産ココナッツをさっそく飲む。うん、なかなかおいしい・・・。そして夜7時過ぎ、海鮮レストランで食事するため再度ショッピングセンターへ向かう。空はだいぶ暗くなり、湯たんぽビルもいつも通りピカピカ輝いている。


旺豪海鮮餐庁で夕食  海南島でぜひ食べたいと思っていたのは「紅東星斑魚」(スジアラ)。そしてもう一品は、店の水槽を見て「紅花蟹」(ワタリガニの一種)にした。どちらも値段は高いが海南島に来た紀念だ。調理法は素材の旨味が楽しめる「蒸し」。
ところで南の海にはスジアラと姿が似ている「バラハタ」(薔薇羽太、沖縄方言「ナガジューミーバイ」)という赤い魚がいる。自身は台湾と沖縄で食べた経験があり、味は大変おいしかった。
【参考】五泊六日の西表島【四日目】おいしいバラハタ😊


お一人様なので水槽からは比較的小ぶりな蟹と魚を選び、調理法を伝えてから席につく。店内は空間が広く、通路側には壁がないので開放的だ。しばらくすると蒸し紅花蟹、少し遅れて蒸しスジアラが運ばれて来た。さっそくパクパク食べ始める。蟹は少し淡泊な印象。スジアラのおいしさは話には聞いていたが、確かに旨味が凝縮していて非常に美味である。身は部位によってプリプリした弾力、あるいはトロッとした柔らさがあり、今まで食べてきた魚類とは別格のようである。できれば次回は刺身で食べてみたいと感じた。


すべてきれいに食べ尽くす。ごちそうさまでした~😊/
店を出て民宿に戻る途中、路上で椰子の実ジュースを販売しているオジサンを見かける。ナタで穴を開け、そこにストローをさして飲む。自分は興味がなかったので通り過ぎる・・・。


【12日目】2月10日。三亜から飛行機で日本に帰国。三亜鳳凰国際空港へは市バスで向かう。飛行機は定時に離陸、機内の窓からは自分が過ごしたエリアを最後に眺め、別れを告げる。さようなら~。


台湾上空では、山の名前は不明だが、雪をかぶった大変きれいな山を眺めることができた。そう言えば、台湾へはしばらく行っていない。近い将来に再度訪問し、おいしいスジアラを食べるという計画も良いかもしれない・・・。
午後7時、無事に関西空港に着陸、ホッとする・・・。


さてさて、12日間の海南島の旅もこれで終了。旅はとても充実し大変満足。
ところで、この記事を書いているのは2025年8月23日の晩。先ほど哈爾濱音楽庁での加藤登紀子さんのコンサートから戻り、部屋で赤ワインを飲みながら記事を仕上げている。まぁ、現在の日中関係も単純ではないが、音楽を通して友好関係を築くことには大いに賛成である。登紀子さんが歌ったJohn Lennon「Imajine」(イマジン)は印象に残った。
  You may say I’m a dreamer
  But I’m not the only one
  I hope someday you’ll join us
  And the world will be as one・・・
やはり平和が一番。浜辺で海を眺めながら、何も考えずただゆっくり時を過ごす。今回このような貴重な時間を与えられ、あらゆる人たち、万物に感謝する。ありがとう・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です