1ヵ月間の中国周遊(5)福州 ❺


旅4日目。福州観光の最終日。この日の主な活動は「閔安古鎮」の観光だけ。ノンビリ旅行なのでアチコチ欲張らない。閔安は福州市中心部から東方約20㎞、閔江の河口近くに位置する。私は10時過ぎ市バスに乗り、途中で一度乗り換えて向かう。所要時間は約1.5時間。

永泰葱餅  バスに乗る前、ご当地名物スナック「永泰葱餅」を購入。葱餅販売店は市内各所にある。永泰とは福建省にある地名。昔ながらの木炭窯で焼いている店もあるようだが、私が行った店は電気窯を使っているとのこと。残念だ・・・。私は炭火で焼いた香ばしさを非常に好む。そのため焼肉するにもコダワリがある。➔参考:感動する焼肉」のすすめ(上)網焼き編 
さてこの葱餅、表面はバリッとして硬く、具は甘辛い味付け。値段は画像の通り6個10元。これから閔安観光、途中で小腹が空いた時用にちょうどよい。永泰葱餅の説明は百度百科より引用する。


閔安古鎮  ある地点からバスは閔江沿いの道路を走りはじめる。そして閔安に近づくと進行方向右手に川が大きく姿を現す。するとまもなくバス亭「閔安」に到着。閔安鎮の説明は百度百科より引用。


到着後は先ず、閔江の川岸エリアへ向かう。そこでは閔安古渡口や閔安楼をサッと見学。楼の手前には清代の大砲2門が飾られている。現地の説明によると1884年の清仏・馬江海戦で使われたという。


閔安協台衙門  河岸を離れ、次に訪れたのは閔安協台衙門跡。この場所には古くより地方役場が存在し、清代になると新たに福建沿海防衛の司令部が設置されたという。時代の流れで海防の重要性が増したのである。解説は百度百科より引用する。

上画像:英軍犯順厦門報警碑(1842年)


衙門の見学後は、古鎮内の奥へ進む。衙門入口のすぐ北側に、古い城壁の一部が残っている。マングローブの根でガッチリ覆われている。もし壁の崩壊防止に役立っているのなら、緑化推進と文化財保護の一挙両得と言えよう・・・。歩き進めると、保護対象の歴史的建築物をいくつか見ることができる。 


普庵楼  まもなく渡り廊下のような建物が現れる。下に百度百科から引用する。それによると、陳明良という人物が馬江海戦で上陸したフランス軍に殺害された。後に人々が彼を記念して殺害地点に普庵楼を建てたということだ。楼に登る階段は見えるが、見学当時は閉鎖されていていた。

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迥 龍 橋 ★★★★★
閔安観光の目玉・メインスポットに到着。この石橋は唐代901年創建、つまり1100年の歴史を有す。福建省に現存する最古の石橋。これまで中国各地で古い石橋を色々と見てきたが、この迥龍橋はフォルムもサビれ具合もかなり魅力的だ。ちなみに他地域で印象に残った石橋としては、邯鄲永年城外の弘済橋(隋)、麗江束河古鎮の青龍橋(明)、朱家角の放生橋(明)、上海松江の大倉橋(明)、上海松江方塔園の望仙橋(南宋)、北京の盧溝橋(金)がすぐに思い浮かぶ。


虎頭山義塚  迥龍橋の北端から西方に徒歩約15分、低い山の上にある。ここは、日本政府による台湾出兵(中国では「牡丹社事件」)に対抗するため台湾に派遣され死亡した清軍将士の墓地。他の地域にも同様の墓地が複数あり、合わせて「福建戍守台湾将士墓群」と呼ぶ。詳しい説明は百度百科より引用する。


墓参りを終え山を下る。ニワトリが山道近くを元気よく飛び回っている。その後は古鎮内の他のエリアを散策したが、特に記載するような場所は見当たらなかった。それではこれで閔安観光を終了。福州市街に戻るためバス停へ向かう。


莆田滷麺  市内のに戻ると早めの夕食として福建名物「莆田滷麺」を食べる。莆田とは福建省にある地名。滷麺とはトロミスープ麺。店内の説明文によると調理法、麺、スープ、具材等にコダワリがあるという。例えば具材では、豚赤身肉、シイタケ、干しエビ、蛎、ニラは必須。より詳しい説明は百度百科から引用する。
さて実際に食べてみると、日本のチャンポン麺に似ていると感じた。ただこちらの麺は細麺。夏の福州で食べる熱々麺、当然汗が噴き出てくるが、店内はクーラーが効いているので安心。ごちそうさまでした!😊~


炒興化粉  上と同じ店で夜食用に福建名物「炒興化粉」をテイクアウト。興化とは莆田の旧名。江蘇省にも「興化」という地名があるので注意。「興化米粉」は莆田の特産品で、麺が極めて細いことが特徴。乾燥した状態を見たが、間違いなく縫い針の穴を通る細さだ。詳細は百度百科より引用する。
さて箸を使って食べようとすると、麺のひと塊がボサッとつまみあがる。なに~!? その姿は麺とは別の食材のようだ。口に入れるとモサモサ・ボサボサして歯ごたえは無く、妙に柔らかい。まるでオカラ(卯の花)か離乳食のような食感。そうか、わかった・・・。残念ながら私の好みではない。ただ消化は良いはず。腹の調子が悪い時は興化米粉入りスープはオススメだ。


これで福州観光も終了。翌日は列車で泉州へ向かう。そこではどのような新たな出会いが待っているのだろうか・・・。
下画像:閔安古鎮の迥龍橋