12日間の海南島(4)文昌 ❷「懸垂のはなし 」付き


【5日目】2月3日。文昌2日目のつづき。孔子廟、文昌市博物館、文昌公園などを訪れる。
ところで、下の文昌市旅游地図を見て分かるが、市内は広く観光スポットも多彩だ。ただ私の場合は文昌駅から近い孔子廟周辺の狭いエリア内だけをノンビリ歩き回っている。まぁ2日間の滞在、そういう旅行スタイルも気楽で悪くない。


朝食後、孔子廟に向かう。その途中で保護対象の古建築があった。一見すると理髪店が入っている普通の現代建築のようだが、表示には明代とある。もう少し説明がほしいところだ。


文昌孔廟  現地の説明によると、最初は北宋代に現在の東路鎮に建てられ、現在の場所(文城鎮)に移されたのは明・洪武8年(1375)。現在中国内で最も保存状態が良い孔子廟の中の一つだとうことだ。そういえば今まで本場・曲府をはじめ各地の孔子廟を見学してきたが、時間があれば訪れた孔子廟の情報を整理し比較してみるのも面白いかもしれない・・・。

廟内にもヤシが植えられているのが南国らしい・・・。

*********************************

*********************************


文昌市博物館  訪れた時は休館中で残念・・・。独特なデザインの建物は、外観だけでも見て楽しむことができた。


望城抱羅粉で昼食  博物館を離れ、文南老街方面に戻る。そして老街の南端角に至ると、そこには一軒の抱羅粉店がある。それは三代百年続く老舗「望城抱羅粉」。ここで遅めの昼食をとる。入店時刻は14:50。そして食べていて分かったことだが、このお店は15:00で一度店を閉じる。つまりギリギリセーフでの食事だった。


さて、抱羅粉のスープは「湯」(普通のスープ)と「腌」(とろみスープ)の2種類あり、さらにこの店では「半湯半腌」(ハーフ&ハーフ)もある。別の店だが湯粉を食べたことがあるので、今回は腌粉にする。食べた結果、自分は湯粉のほうが好みと判明した。


文昌公園  食後は特に何もすることがないので公園へ行く。園内では歩いたり座ったりしてのんびり過ごした。


文昌革命烈士紀念碑  園内にある立派な石碑。形や色のデザインも魅力的で、今までこのようなタイプの石碑を見たことは少なかったと記憶している。


郭母李太夫人王夫人紀念亭  記念碑から近い個所にある。現地の説明によると、民国時代の1936年、大商人の華僑・郭巨川と郭境川が、祖母・李太夫人と養母・王夫人を記念して建てたものという。郭巨川については、百度百科より引用する。


文城第一市場  公園に隣接している大きな市場が見えたので行ってみた。この地域の珍しい魚介類があれば見てみたいと海鮮フロアに上がってみたが、残念ながら何もなかった。ただ空箱が散らばっているだけ・・・。時刻が午後3時半頃ということもあるのだろう。


【所感】懸垂のはなし ―継続はチカラなり―
公園に戻ると、鉄棒があったので懸垂をする。中国の公園にもたいてい鉄棒が設置してあるので、最近は定期的に懸垂するようにしている。さてこの習慣ができたことには理由がある。それは懸垂可能回数に関することだ。
10~20代の頃は「12回」できた。その後、懸垂はしなくなり長い年月が過ぎる。そして前年2024年の春、近くの公園で久々に懸垂してみた。当然「10回」はできると信じている。しかし結果は「3回」。あれあれ、こりゃヤバイなぁ~。私の体はどうなっちゃたの!? 長期間懸垂しなかったので筋肉が完全に退化したのだ。これはまずいと思い、それ以降は定期的に懸垂することにした。するとやがて「3回が4回、4回が5回、6回」とできる数が順調に増えてきた。とてもうれしく、また楽しく感じる。そして半年後の2024年10月頃には「8回」できるようになった。
ところがである。その後いくら頑張っても8回以上には進めないのだ。その時思った。「8回」の壁、これが自分の限界なんだと・・・。それでもまぁ健康のために続けていると、2025年4月のある日、すんなり「9回」できたので少し驚いた。やはり継続はチカラ、続けることが大切なのね。
今(2025年7月)では「10回」できるようになった。高校生の頃の「12回」まであともう少し。老骨にビシビシ・バチバチ鞭打って頑張ろう~!

【参考】高校時代のS狂人(1985, Orovill, CA, USA)


夕食の羊肉串焼き  話を元に戻すと、公園で懸垂してから少し座って休み、午後4時過ぎにホテルへ戻る。そして8時頃、夕食を買いに外出し、夜の街をしばらく歩く。すると新疆式の羊肉串焼き店があったので、そこで買うことにする。哈爾濱でも時々羊肉串焼きを買うが、旅行中でもスタミナをつけるために見つけたタイミングで買うことが多い。肉以外には、シイタケと青唐辛子も注文した。


ホテルの部屋に戻ると、ようやく晩酌タイム。まずは焼酎「老村長」をひと口飲んで口の中をうるおす。そして羊肉串焼きを豪快にパクつく。また焼酎をグビッと喉に流し込む。フ~、気分も安らいできた。何れにせよ、なんとかまぁ無事に文昌の観光も終了。この日の出来事を振り返りながら、ゆっくり食事する。


やがてほろ酔い気分になり、ニタニタ・ニヤニヤしながらも、時には真剣な面持ちになって今後の旅行計画を確認する。翌日は昼過ぎの列車で文昌から東方(海南島南西部にある地名)へ移動する。朝はゆっくりできる。
う~ん、旅は楽しいね~😊

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です