三泊四日の通遼(2)


【2日目】朝6時過ぎに起床。窓から外を様子を眺める。天気は良さそうだ。この日の予定は、開魯県にある白塔の見学と、ご当地特産・ホルチン牛肉(黄牛)の火鍋の夕食。

開魯県までは長距離バスを利用する。所要時間は片道約2時間。通遼-開魯間の列車もあるが本数が極端に少ないので使えない。このホテルは列車駅に近いが、遼通バスターミナルも道を挟んだ正面にあるので非常に便利だ。
さて前日、遼河公園へ行ったついでにスーパーに寄り、開魯の地元焼酎「開魯老窖」を購入した。白塔を見ながら開魯の酒を飲もうと考え、小型ペットボトルに移し入れ持って行くことにする。


切符購入後、待合室でしばらく待つ。やがて出発の知らせがありバスに乗り込む。出発後ほどなく前日に訪れた西遼河に架かる橋を渡る。その後、車窓からの眺めはほとんど農作地で、時々小規模な集落が現れるくらいだ。開魯に近づくと街路灯に赤唐辛子を模した飾りが付けられている。調べると、赤唐辛子は開魯県の特産品であることが分かった。


開魯県バスターミナル到着  時刻は9時45分。ここから徒歩で白塔公園へ向かうが、その前に少し遅い朝食をとる。地元の人に聞くと開魯では「抻面」をよく食べているとのこと。そこで「大市場抻面骨頭館」という店で抻面を食べることにした。まず麺を注文。その後メニューを見ると、店名にもある「大骨頭」(豚の骨付き肉)が写真付きの大きな文字で表示されている。つまり店の看板料理なのであろう。そこで好奇心から一つ注文。


さて、抻面は麺・スープともにおいしいが、まぁ普通の素朴な小麦粉麺という印象。大骨頭は豪快にかぶりつく。熱々で味もしみ込んでいておいしい。以上の二品でお腹がパンパンに膨れた。フゥ~、夕食まで何も食べなくてもいけそうだ・・・。


白塔公園  食後はいよいよ白塔の見学。公園はバスターミナルからは徒歩約20分。やがて公園北側に到着。木々の隙間から白い塔がチラリと見えると期待が高まる。歩を進めると白塔の全体が視界に入った。そこそこ大きく立派な仏舎利塔(チベット式ラマ塔、塔覆鉢式塔)だ。現地の説明によると、この元代の仏塔は1287年から1297年までの期間に建てられ、高さは17.7m。長城以北では数少ない元代仏塔の1つであるという。


白塔の見学後は公園の周辺エリアの少し散策。スマホの地図では遠くない所にイスラム寺院もあるようなのでそちらに向かう。このエリアでは高層マンションはなく、昔ながらのレンガ造りの平屋が多い。


開魯清真寺  ほどなく寺に到着。中国式の立派な門構えである。中に入ると関係者らしい人がいたので許可を受けて敷地内を見学した。礼拝堂はそれほど大きな建物ではないが重厚感があり、独特な雰囲気を感じる。現地の説明によると、創建は清朝末期の1907年。当時は現在地とは別の場所に建てられ、翌年に道向かいに移転、再度の移転で現在地に定着。1929年には人々の寄付金で現在の立派な礼拝堂が建てられたという。境内は落ち葉やゴミなども見えず、きれいに清掃されている。そこからも人々の真摯な信仰心が感じられる。


イスラム寺院見学後も周辺を少し歩き続ける。道を歩いていても人の姿はあまり多くない。子供は学校、大人は屋内で仕事中なのであろう。そして適当な場所から路線バスに乗ってバスターミナルへ戻り、また2時間かけて通遼市街地に帰る。


休息・外出  午後2時頃、通遼バスターミナルに到着。夕食まではホテルの部屋で休息する。そして夜7時頃に食事に出かける。外はすでに暗く、それだけに建物のライトアップや店舗の電飾看板がよく目立つ。ただ街は明るさより暗さのほうが勝り、また人の姿も多くはないので、地方都市の夜の寂しさを感じる。


火鍋店で夕食  ホテルから徒歩約20分、ようやく火鍋店「肥之牛健康火鍋(永安店)」に到着、席に案内される。店内は明るく清潔だが、テーブルや椅子は少し簡素な感じ。お客さんたちを見ると、この地の男性は黒Tシャツが人気のようだ。さて、ネットで予め調べておいたお2人様セットメニューを注文、次々と具材が運ばれてくる。酒は持参した地元焼酎「蒙古王」。火鍋にはピッタリだ。この店は1人が1つの小さいスープ鍋で食事する。私は1人だがお2人様メニューなので2つの鍋を使う。参考に頂いたメニュー画像を掲載する。


食事スタート  付けダレは、タレコーナーでピーナツソースの旨辛ソースの2種を確保した。さて、まずは焼酎・蒙古王52度をひとくちゴクリと飲み、高ぶる気分を落ち着かせる。そして肉以外の様々な具材を2つ小さな石鍋に均等に入れる。さぁ、いよいよ遼通名物・ホルチン牛肉を味わう時がきた。箸でスライス肉を複数枚つまみ、鍋に入れてサッと加熱、タレに付けて食べる。う~ん、うまい~。また蒙古王をひとくち・・・。肉だけでなく、別の具材もバランスよく食べる。そしてまた蒙古王・・・。ほろ酔い気分となり、ゆっくり落ち着いて食事を続ける・・・。


やがてお腹も充分に満たされる。遼通で食す名物ホルチン牛鍋、味覚的にも気分的にも大満足のひと時であった・・・。ありがとう、ごちそうさまでした~😊!

ほろ酔い気分で夜の通遼の街を歩いてホテルへ戻る。通遼駅前まで来ると、自分が泊っているホテルの派手な電飾を目に入る。まあまあセンスのいいきれいな電飾、お前もなかなかやるじゃないか・・・。そんなことを思いながら部屋に戻ると、まもなくしてぐっすり眠る・・・。

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