





4月7日、旅4日目。午前は庫倫鎮の砂漠(銀沙湾旅游景区)を見学、その後は駅近くに戻って昼食。午後は3時半頃の列車で哈爾濱へ帰る。
朝は6時すぎに起床、部屋で軽く食事し出発の準備をする。そして8時、前日に予約しておいたタクシーに乗り沙漠へ向かう。ただこの日、運転手さんは別の用事があるので、途中で彼の弟さん(運送ドライバー)に代わり、彼の自家用車で行くことになった。
街を出るとしばらくは農作地帯が続き、ご当地特産のホルチン牛の姿も見える。出発後1.5時間ほどすると沙漠地帯に近づき、道路の両側は砂地が目立つようになる。あぁ、ようやく非日常的な景色が現れてきた。気分の高ぶりを感じる・・・。








銀沙湾に到着 車が駐車場に止まると歩いて砂丘を散策する。訪れた当時は広範囲で建設工事中。また時期的な原因か、自分以外の観光客は一人もいなかった。将来、建設の完全終了後は多くの観光客で賑わうのであろう。案内板を見ると、ホテルやキャンプ場、飲食店が設置され、砂漠を巡る四輪駆動車やラクダ、砂丘スライダーなど様々なアトラクションも楽しめるようだ。



砂漠の見学 自身はアトラクションに興味はないので、ただ歩いて砂丘を登り、しばらく周囲の景色を楽しむ。ただこの時は風が吹き砂が巻き上がって大変だった。当然それを想定して透明サングラスと帽子は持参したが、隙間から砂が入り込んでくる。そういえば、敦煌・鳴沙山で大きな砂山に登った時も砂嵐がひどくて苦労したことを思い出す。











時間は短かったが非日常的風景を充分に楽しんだ。その後は甘旗卡駅付近へ向かう。車窓からはホルチン牛が飼育されている姿が見える。牛たちの穏やかそうな表情が印象的だ。途中、「養畜牧河」に架かる橋の近くで車を降り、河を少し見学。この河は砂漠地帯も通っていて水は砂でかなり濁っている。季節的なこともあるのか周囲の風景も荒涼としている。5月にもなれば草木が芽生え、緑で美しい風景に変わるのであろうか・・・。
車は大青溝料金所を通り、やがて甘旗卡鎮の居住区に入る。そして駅近くにある運転手さんオススメの麺館前で下車。運転手さん、ありがとう。お疲れさまでした・・・。








蕎麦餄餎の昼食 出されたメニュー表紙に「蕎麦の郷」と表示さている。後にネットで調べて分かったが、庫倫は蕎麦が特産とのこと。自分の故郷・信州も蕎麦が有名なので親近感が生じる。
さて「餄餎」とは、トコロテンのような押し出し式製麺機(餄餎床子)で成形し茹でた麺のこと。それに具とスープをかけて食べる。現在は電動式の家庭用小型製麺機もある(参考:京東の画像)。蕎麦が特産の庫倫とその近隣地域では「蕎麦餄餎」がよく食べらているのだ。実際に食べてみると、麺は蕎麦独特の風味と歯ごたえがあり、スープは少し甘め。太麺なので「蕎麦うどん」というイメージだ。ごちそうさまでした~😊!




旅の終わり 甘旗卡駅から列車は時刻通りに出発、無事に哈爾濱に戻る。三泊四日と短い旅であったが、内容は充実して楽しい旅であった。
さいごに、今回お世話になった人たちに感謝したい。ありがとう~😊!


