コロナ禍がまだ続いているので、自家用車で都市部を除く一泊二日の旅を考え、県内の近江八幡に決めた。グーグルマップでは車で60分の距離なので、まあまあのんびり行けそうだ。この町は「近江商人のふるさと」と言われ、以前テレビか雑誌で古い町並みが紹介されているのを見て、それ以来気になっていた。
自宅のある高島市を出発、国道161号線を大津方面に南下する。やがて左手の湖上に白髭神社の鳥居が見えてくる。対岸に見える辺りが今回の目的地である近江八幡で、手前には琵琶湖で唯一の有人島「沖島」が見える。
この辺りの直線部ではスピードを出す車が多い。将来ママチャリで琵琶湖一周(ビワイチ)しようと考えているが、この道路での走行はかなり不安だ。
堅田のイズミヤを左折し、琵琶湖大橋を渡る。対岸に着いたらすぐに左折して北上、近江八幡を目指す。
途中、湖畔の「マイアミオートビーチキャンプ場」が見えたので休憩することにした。平日であったが車を乗り入れて昼からキャンプを楽しむ人達が4、5組ほどいた。コロナ禍でキャンプが流行っているらしいが、確かに野外で火を焚きながらのんびり過ごす時間は心の癒しになるだろう。
目の前には琵琶湖のすばらしい風景が広がる。波の音がとても静かだ・・・
🍀近江商人の邸宅
新町通りの近江商人宅の街並が残るエリアに到着した。左に見える建物は「近江八幡市立郷土資料館」である。
「義を先にし利を後にする者は栄え、好く富めば其の徳を施せ」と読むのか。これを見ると、孟子が梁恵王に答えた言葉「王何必曰利。亦有仁義而已矣。(王何ぞ必ずしも利といわん。また仁義有るのみ)」が思い浮かぶ。人間はガリガリではだめだということだ。
🍀八幡堀
🍀八幡山(鶴翼山)
八幡山の頂上からは眺めがいいとの評判なので、八幡堀から徒歩約5分でロープウェイ乗り場へ行き山頂に向かう。さて「八幡山」をネットで調べると、同名の山が日本各地に存在することがわかった。近江八幡の八幡山は「鶴翼山」の通称だという。標高は280ⅿ、当時山頂には豊臣秀吉が築いた八幡山城があったが、今は石垣だけが残っている。