日本全国、道を歩いていると、時に見かけることがあるもの…。それは何を隠そう、「飛び出し坊や」である。先日も、勤務先近くの道を歩いていたら、手作りらしきセンスの良い「坊や」を発見した。赤い上着に黄色いパンツ、髪は七三分け。見方によっては「飛び出しオヤジ」とも言えるが、作者の豊かな感性が感じられる逸品だ。
さてその後、行きつけのホームセンターで、既製品の飛び出し坊やを発見した。ただ残念ながら、男版「飛び出し坊や」は品切れで、女版のみが販売されていた。ここで注意すべきはその商品名で、名は「飛び出し坊や」ではなく、「わたるくん」(「渡る」か?)と言い、女版の名は「とまれちゃん」(「停まれ」か?)である。スカート姿に髪にはリボンをつけている。価格はいずれも3980円。今まで名前はすべて「飛び出し坊や」と思っていたので、少し新鮮な気がした。
普段は意識していなかったが、各地に存在する飛び出し坊やは、それぞれに個性があるのだ。愛すべき飛び出し坊や、ありがとう!君はいつでもみんなの安全を見守っている。次はどこで新たな坊やに出会うのだろうか…。