明けましておめでとうございます。
新年が皆さまにとって良き年であるよう心よりお祈り申し上げます。
さてハルビンでの生活も一年が過ぎた。
去年を振り返ると、特に大きな問題も起きず比較的穏やかに生活できた。
7月には日本に一時帰国して家族に会い、また友人知人と酒を楽しんだ。
10月下旬には別のマンションへ引越した。前の部屋ではIHだったが、今は火力の強いガスコンロがあり、キッチンも広く冷蔵庫も大きいので自炊がかなり便利になった。
趣味の旅行は、最近では10月に八泊九日の石家荘・平遥・太原、12月に三泊四日の山海関と大いに気分転換をし見聞を広めることができた。ただこれも心身が健康であればこそ可能なのだが、実を言うと最近連続して体に異変が生じ少々困っている。
12月8日頃、正体不明の黒龍型ウイルスに感染したのか、体全体がだるく、咳や熱、悪寒等の症状が出て苦しんだ。風邪薬を飲み続け、5日間ほどでようやく治まり安心していたら、16日の午後6時頃、何かを取ろうと前かがみになった瞬間、突如ビビビッと腰に激痛が走ったのだ。いわゆる「ぎっくり腰」で、年に一度くらいは起こり、通常は早ければ数日、長くても一週間ほどで回復する。しかし今回は様子が異なり2週間以上経ってもまだ痛みが続いているのだ。最初ほどの激痛はなくだいぶ良くはなったが油断はできず、歩行中に段差などで姿勢が変わると突然ピキッと痛むことがまだある。
原因は色々考えられる。自分の場合は運動不足による筋力の衰えが根本的原因であろう。精神的ストレスも良くないと言われている。確かに海外での過酷な単身生活、本人が意識していないだけで潜在的ストレスが案外蓄積しているのかも知れない。しかし今回これだけ長期間痛みが続く原因は何なのか!?それは十中八九「ハルビンの寒さ」であろう。日や時間帯で気温も変化するが、例えば最近夜買い物するため外に出ると、とたんにマイナス20℃の冷気に襲われ体の筋肉がピクッと硬直し、腰の動きも鈍くなるのを感じるのだ。一年経ってハルビンの寒さに慣れたつもりだったが、それは甘い考えであった。この寒さ、一年や二年で慣れると言うほうが所詮無理な話なのかもしれない。
ハァ~、えらいこっちゃ・・・。
元日の昼食はカレー。薄焼きと一緒にたべる。ふと日本のTVコマーシャルの「おせちもいいけどカレーもね!」というフレーズを思い出す。ちなみに去年は水餃子とゆで卵だった。
さて今年は55歳。時々腰痛や謎のウイルスに悩まされるが、基本的には健康で食欲もある。自宅で「ひとり鍋(単独火鍋)」をすることもある。テレビを見ながら自分の好きな食材を気楽に堪能できるので、日常生活での楽しみの一つになっている。そして以前は月に1、2回だったが、最近は寒いせいか週に1、2回するようになった。基本食材は羊肉、野菜、キノコ、豆腐。野菜では白菜とほうれん草が好みだ。熱々の豆腐も大変おいしい。スープや付けダレは毎回種類を変えて楽しんでいる。羊肉は体を温める効果があると言われ、寒いハルビンにはピッタリの食材だ。今後も積極的にひとり鍋を楽しもう・・・。
飲酒について、ハルビンでは白酒、紹興酒、ビールが中心。量は減ったが美味しく飲んでいる。ただ今までは毎日休まずきちんと飲んでいたが、最近は週に一日は休肝日にしている。たまに体がだるくなり飲みたい気分にならないのだ。これも老化が原因だろう。寂しいかぎりだ。ただまぁ消極思考で暗くなってもいいことはない。やはり新年も明るく前向きな気持ちで人生を楽しもう・・・。
それでは皆さま、今年もよろしくお願いします!