上海の休日(下)2014.05

今回の休日も天気はまあまあ良い。いつもの地下鉄「曲陽路」から、今回は「大世界」で降り、豫園に向かう。豫園へは何度か行ったことはあるが、そこの有名な南翔小籠包は食べたことがなかったので、今日はそこで昼食をとる。1階にはテイクアウトコーナーがあり、多くの人が並んでいた。私は店内で食事をするため、3階の「鼎興楼」に入った。なかなか小ぎれいな室内である。メニューを見ると、値段は観光客価格で、小籠包にしてはかなり高い。まぁ、記念ということで、豚肉と野菜の包子、他に橄欖菜炒め、 飲み物に紹興酒を注文した。味はどれもそれなりにおいしい。

食事後、帰ろうと階段を降りると、なんと2階部分は大衆向け包子のフロア「船坊廳」があった。そこで好奇心が働き、「蟹肉包子」とビールを注文した。味はやはり3階のほうが洗練されていると感じた。ただ2階からは豫園の「九曲橋」の様子がよく見えた。

2日目はまた上海博物館に行った。その帰り、懐かしの蘭州ラーメンが食べたくなり、牛肉面の店に入った。1杯が10元で、少し高いなと感じた。上海外大付近では8元だ。市内中心部だから仕方ないのか…。まぁ、味はおいしくいただいた。次は懐かしの「牛肉炒拉麺」も食べたいと思った。

上海の休日(上)―痛みのオマケ付き―(2014.05)

昨日と今日は休日、天気もまあまあ良かった。部屋から眺める東方明珠と、 その隣の「栓抜きビル(上海環球金融中心)」は、先日より明瞭に見える。さっそく外出することにした。

最寄りの駅、地下鉄8号線「曲陽路」で乗り、「人民広場」で降りる。運賃は4元だ。そこから歩いて上海博物館や南京路の各店、外灘、上海書城、古玩城など、二日かけて色々と見て回った。私は上海に来たら、毎回外灘に行き、そこからの景色を確認するのが習慣になっている。

さて、大気汚染が心配だが、そのひどさは、はっきりとは感じられない。確かに高島の空気に比べると、何かほこりっぽく、多量に吸い込めば気管や肺に悪影響がありそうだ。地下通路にあった避暑地の看板広告にも、 「雾霾不走,我走…(煙霧が行かないなら、私が行こう…)」とある。なるほど上手に表現したものである。やがて歩き疲れ、足が棒状に硬直してきたので、4時頃には帰りの地下鉄に乗った。

今回は足の痛み以上に大変なことがある。上海に着いた二日目の夜、シャワーを浴びようと バスタブの中に片足を入れたその瞬間、ツルッと滑って転倒し、左わき腹をバスタブの縁で強打してしまったのだ。ズドンッ!ビビビッと激痛が走り、 ウウ~ッ!とその場にうずくまってしまった。今回の打撲、外観に異常はないが、肋骨とその周囲に鈍痛を感じる。夜、寝返りをうつ時にもズキズキ、ギリギリと痛む。最悪ろっ骨が骨折している可能性も否定できない。幸い痛みが少し減ってきたので、今しばらくは様子を見ようと思う。とんでもないオマケ付きの上海生活となってしまった。トホホ…