ハルビン氷祭り@兆麟公園(2023.01)

近くの兆麟公園で氷祭りが行われているので散歩がてら見に行った。氷祭りなど実は元々それほど興味はなかったが実際に行って見てみると予想以上に楽しめた。ガイドブックによると哈爾浜では毎年3か所で氷祭りが行われるという。他の会場は有料で規模もかなり大きいらしいが、寒い中わざわざ遠征するのも面倒だ。まぁ自分は近場の兆麟公園で満足しよう。
兆麟公園の氷祭りは正式には「哈爾賓氷灯芸術遊園会」、1963年に始まり60周年の今年は第49回目となる。できれば昼と夜の両方見に行くとよい。氷の灯籠は昼と夜とでは表情が大きく異なり変化が楽しめる。
ところで「兆麟公園」は百度百科によると1906年開園、当初は「董事会公園」、その後「特別市公園」、解放後は「道里公園」と名称が変化し、1946年に李兆麟将軍が園内に埋葬されると「兆麟公園」に改名されたという。


祭り準備
去年の年末に散歩していると公園で氷祭りの準備が行われていたので見学してきた。巨大な氷のブロックをチェーンソーでガリガリ切断する大きな音が園内全体に響いていた。現在は便利な電動工具があるので氷の彫刻もかなり楽になったであろう。


氷祭り・昼編
夜の電飾された氷像もきれいだが、昼間の太陽の光でピカピカ輝く姿もなかなかいいものだ。 


氷祭り・夜編
夜、赤や青などの色で電飾された氷像群は暗闇の中でひときわ輝き大変きらびやかである。氷点下の園内を歩いている体は寒さを感じるが気分は大いに高揚してくる。


2023年、今年は世界のすべての人々が平和で健康で幸せに暮らせることを祈る。

【謹賀新年】2023年・新春のごあいさつ🎍

明けましておめでとうございます。
新年が皆さまにとって良き年であるよう心よりお祈り申し上げます。

ところで出国する際に日本の携帯電話を解約し、また当地ではグーグル不可のため、自身のヤフーメールにログインできない状態がずっと続いている。おそらく多量のメールが届いていることだろう。夏休みに一時帰国する予定だが、メール箱を開けるのが少し怖い気がする。ただ家族とは日本で登録したビデオ通話アプリVoov、もしくはWeChatを使って連絡はできているので安心だ。またNTTぷららメールやOutlookメールが使えることに気が付いたのだが、都合悪いことに家族以外の全ての人のメールアドレスが分からないので何とならない状況である。トホホ・・・。そのような訳で今後も当分は送信も返信できず申し訳ないが、
どうぞご了承ください。m(. .)m

元旦の食事は、水餃子・ゆで卵・温かい豆乳。まぁいつもと代り映えのしないメニューだ。水餃子はスーパーで買った冷凍物で、餡の種類は色々あり好みもあるが全般的に味は悪くない。ちなみに今日は食べたのは虾仁韭菜蛋(エビニラ卵〉餃子。食欲が無いとき以外は通常12個食べる。酢と醤油の混合液にキザミ生姜と胡麻油少々を加えると風味が増してさらにおいしくなる。このような平凡で静かな朝ではあるが、今の世の混乱を考えてみれば幸福なひと時であるとも言えよう。

昼ごろ天気もいいので健康のため散歩に出かけた。中央大街を通ってその北端にあるスターリン公園の防洪記念塔から松花江沿いの歩道に入り鉄路橋方面へと進む。川では多くの人たちが氷上のアトラクションを楽しんでいる。私は凍結時以外は歩いて渡れないススキが茂る中州に向かった。いつもとは違う地点からの景色を楽しんだ。

松花江の中州 凍結時にだけ歩いて渡れる場所である

馬や雪上バイク、それに自動車も普通に氷上を移動しているので、まさか氷が割れて極寒の松花江にドボンッということはないだろうが、万が一のことを考えると少し怖くなる。特に雪で覆われていない透き通った氷の部分を歩く時は不気味な気がして背筋がゾクゾクッとする。まぁ早いこと岸に戻るのが一番である・・・ 

さてさて今年は54歳。この年齢での中国長期滞在には実は出国前から複雑な思いがある。家族の年齢・健康を考えると多少躊躇する気持ちもあった。自身も若いころは気力・体力も充実し、何も心配せずに喜んで出国したが、今では体は衰え、好奇心も減退、「どうでもいい、ただのんびり生活したい」と消極的な考えになりがちである。今回は二年間の予定、これを最後にするつもりだ。帰国後は自宅菜園で楽しい野菜作りを再開したいな・・・、時々そのようなことも考える。まぁ帰国までは精一杯色々体験し楽しんで老後体が動かなくなった時のための思い出をたくさん作っておこうか・・・。
それでは今年もよろしくお願いします!