侵華日軍第七三一部隊遺跡(上)2022.12.27

哈爾浜に来てから様々な場所を訪れたが、この場所はどうしようかと考えていた。日本人として心がつらく重くなり、あまり気が進まないのだ。しかし歴史から目を背けてはいけない。今後このようなことが起きないよう祈願する前提として、先ずは何が起きたのかを自分の目で確認するべきであろう。今回はこのような思いで現地に赴いた。

新疆大街 左に見えるのが地下鉄駅の入口
南門(出口)

最寄り駅の地下鉄2号線「中央大街」から乗車、「博物館」駅で1号線に乗り換え、終着駅「新疆大街」下車、所要約1時間。駅からは徒歩10分ほどで遺跡の南門(出口)に着く。さらに5分ほど歩くと「陳列館」に到着、ここから見学を始める。入館する際はQRコードを読み取って個人情報を登録する必要がある。しかしパスポートで登録できないので困っていると、ある男性館員が私の代わりに自分のスマホを利用して登録しゲートを通過させてくれた。日本人だからと嫌な顔もせずに親切に対応してくれて本当に心より感謝している。

展示物は想像していた以上に多く、私の場合は途中早足で見た部分もあるが約1.5時間を見学に要した。さらにこのあと野外遺跡の見学が始まる。以下では館内で撮影した写真を掲載するが、見れば何か理解できると思うので特に説明は記さない。ただただこのようなことが二度と起きないように願うばかりである。

雪の香坊駅(2022.12.24)

古い駅舎が残っている「香坊駅」を訪ねた。
《行き》はバス停「新一百」から103路に乗り約40分「香坊西」下車、徒歩約10分で駅に到着。《帰り》は駅から地下鉄駅「珠江路」まで徒歩約40分、地下鉄2号線に乗り「中央大街」下車、自宅まで徒歩約15分。ただ中央大街にある「中央書店」に寄り書道関連の本を買ったので部屋に着いた頃はすでに暗くなっていた。ちなみにこの日の歩数は約12,000歩、寒い中がんばりました・・・

下は哈爾浜市の交通カード。チャージ式で地下鉄やバス・タクシー等に使えて便利だ。もっとも最近はスマホ決済も普及しているが、私の場合パスポートでは登録できなかった。カードには「緑色新脈動②」の文字が印刷されていてる。地下鉄2号線が2021年9月19日に開通したときの記念デザインだ。

バス停「香坊西」

香坊駅を実際に見てみると、確かに古い趣きのある外観で西洋の華やかな雰囲気を醸しだしている。また建物自体は小さいので可愛らしさも感じられる。待合室もチラッと見たが薄っぺらさはなく重厚感があった。現在も一般旅客利用されているようなので機会があればこの駅から列車に乗って旅に出たいと思う。

説明文によると、香坊駅は東清鉄道の駅として1898年開設、現在の建物は1925年に建てられた。当初は「哈爾浜駅」と称されていたが、1924年に現在の名称となった。

♠地下鉄駅「珠江路」のある珠江路と紅旗大街の交差点

♠お馴染みの「中央大街」に到着、氷像作りの準備が始まっていまた。

このレンガ色の建物は「馬迭爾(モデルン)賓館」。1906年開業の有名な老舗ホテルで、建物の角ではアイスキャンディやパン、ソーセージ等を販売している。アイスは少し気になるが今は病み上がりの身、今回は遠慮しよう。

モデルンのアイスキャンディは次の楽しみにとっておこう・・・(⦿●⦿)/