哈爾濱駅と周辺を歩く(2022.12.17)

昨日に続き今日も1万歩を目指して散歩に出かける。今回は哈爾濱駅とその周辺が目的地、 自宅から約2㎞、30分ほどの距離だ。ただ途中で写真をパチパチ撮るので実際には更に時間がかかる。午後1時に出発、気温はたしかマイナス15℃。昨日買った防寒ブーツがあるので今日は安心だ。部屋を出て駅のある南へ歩いて行くと、古建築がいくつも見える。今回は二つ紹介する。一つは白い建物で、もう一つはその南隣にある黄色い建物。建築に関する知識は無いが、現在の建物と違って個性、趣きがあり見ているだけでも楽しい。哈爾濱市内にはこのように保護されている建物はかなり多く、散歩をしていると偶然に出会う確率も高く散歩が楽しくなる。ただ解体される古建築も多いようで、現代の市民生活を考えると仕方がないのだろうが、何か寂しい気もする。

★哈爾濱市地段小学校(旧「朝鮮銀行哈爾浜支店」1916年建設)

★哈爾濱市道里区花芸美術標牌廠(旧「哈爾濱新聞時報社」民国初期建設)

駅に到着、「中国の主要駅」からイメージする賑わいは見られない。感染対策の緩和で移動する人も増えたというが、まだまだ完全復活とはいかないようだ。さて下の地図で示しが哈爾浜には今回訪れた「哈爾濱駅」のほか、「北駅」「西駅」「東駅」がある。ネットで調べると「哈爾濱駅と西駅がメインで、北と東はサブ的存在」ということだ。

♦改札出口の専用スペース 出口専用にしてはかなり広く感じる。ちょうど到着した人たちが出てくるのが見えた。

♦安重根記念館 今日は休館日、次回またゆっくりと訪れよう・・・

♦上:切符の販売窓口、下:自動券売機 やはり今は駅の規模に比して人数が少ない・・・

駅構内をひと通り見て回ったので、次は周辺地域を歩いて回る。下の写真は駅南広場から南方向を眺めた様子である。今回は適当な古建築を二つ選んで紹介する。

★龍門貴賓楼酒店(旧「中東鉄路賓館」、後に「大和旅館」1903年建設)
 中にはレストランがあるが休業中。再開したら食事のついでに内部を見るつもりだ。

★哈爾濱市匯豊照像器材有限公司(旧「契斯恰科夫茶庄」1921年建設)

さてさて、1万歩はすでに達成したのでそろそろ帰宅しよう。線路をまたぐ橋を通って帰る。下には何本もの路線が見える。過去から現在、そしてこれからも多くの人たち様々な思いをこれらの線路はつないでゆく・・・。橋を渡りしばらく行くと哈爾濱駅の北広場に至る。そこには「聖イヴェロン教会」(中文:圣·伊维尔教堂。1908年建設)が見える。ネットで調べると文革ではタマネギ屋根も破壊され長らく倉庫として利用されボロボロの状態だったという。今はきれいに修復された。次回またゆっくりと見学しよう・・・

寒い松花江と鉄路橋(2022.12.16)

健康のため時間がある時はなるべく外出し、1万歩を目標に散歩することにしている。ただ最近の哈爾浜はかなり冷え込み、スマホのお天気アプリを見ると16日の気温は部屋を出た12時半頃でマイナス17℃、まぁきれいに晴れているし、歩いていればそのうち体はポカポカ温まるだろうと考えていた。自宅から歩いて松花江南岸の中東鉄路公園(機関車「黄継光号」がある所)に入り、そこから階段を上がって鉄路橋へ向かう。ところで橋を渡ったのは16日で、その時の画像を中心に掲載しているが、14日に撮った画像も混ぜてある。その日は曇っていたので見れば違いがわかるだろう。

最初は問題なかったがビュービューと冷たい風が吹きつけてくる鉄路橋を渡っていると次第に足先が冷えて硬くなり痛みさえ感じてきた。これはまずい!、ひどい凍傷になって足の指が壊死、脱落する前に歩く速度を上げて帰宅しようと考えた。元々太陽島まで歩いて行き、そこから地下鉄で帰る予定だったが、途中のゲートで止められ、「現在は特別イベントのため一般人は通行不可」という。ということは今来た道を引き返し橋を渡って帰るだけのことだ。テクテクと早歩きで冷たく凍りついた橋を渡り何とか南岸に到着、少しホッとする。

いつもは歩き続けて帰宅するが今日は足が痛むので無理せず、市バス83番に乗り四つ目のバス停「中国人寿保険公司」で下車、そこから5分歩いて自宅マンションに無事たどり着いた。部屋に戻ると早速足をお湯に浸ける。ジワジワしみるように痒く痛む。足先以外は防寒対策が良かったのか全く問題ない。ただスマホで風景を撮影する際に右手手袋を外していると、やがて手が硬直して指が動かなくなる。凍傷の恐れもあるので油断は大敵だ。何れにしても早急に耐寒性の靴を購入する必要がありそうだ。

部屋でしばらく休息し、本日二度目の外出をする。防寒靴を探しに近くのデパート「華聯」に入った。ここに来るのは初めてだ。この建物も古く、プレートを見ると「1932年建設」「高岡株式会社の旧跡」とある。確かに外観は現在の建物にはない趣きが感じられる。さて入るとすぐに紳士靴売り場があった。しばらく品定めをしてから購入、値段は約400元、現在レートの日本円で約7,800円。まぁ今後も旅行を含め極寒の野外を歩き回ることを考えるとケチっていられない出費だ。これで安心・安全、目標の1万歩も難なく達成できそうだ・・・。ちなみに16日の歩数は「11,872歩」、二度目の外出が効いたようだ。

このあたたかブーツで哈爾浜の厳しい冬を乗り切ろう~!!