The Yellow Harbin:黄色く染まった悲しき街・・・(2023.03.22)


上の画像は3月22日、午前10時25分、自宅マンションの窓から撮影したハルビンの街、見事に黄色く染まっている。普段も大気汚染か黄沙か何かよく分からないが空全体が白っぽく曇っている日はよくある。しかしここまで黄色くなったのは去年10月末にハルビンに来て以来初めてだ。晴れた日(4月8日、午前10時40分)の写真も掲載するので、その違いを確認してもらいたい。


スマホで見た中国中央気象台「年間砂嵐日数分布図」によると、ハルビンは一年間に0.1~1日の確率で砂嵐に見舞われるエリアに含まれている。現地人も「このような日は珍しい」と言っていたので、まぁひどい黄沙被害も年に1回あるかないかという理解で間違いなさそうだ。


ところが4月10日、またもや多量の黄沙が襲来した。まことに忌々しい限りである。それが以下の写真で、職場の高校敷地内で撮影した。この状況では屋外活動は危険である。残念ながら学生は楽しいバスケットボールもすることができない。その二日後の晴れた日(4月12日)の写真も掲載する。やはり青空のもと元気よく動き回る学生たちの姿を見るのが一番うれしく感じる。
心から願う。No more Yellow Sand, no more Yellow Harbin!!

ハルビン抗疫生活どうなるこれから?!(2022.12.07)

公園は閉鎖 「遊園、広場ダンス等の集団活動は暫く停止」とある

ハルビンに来て以来、毎日PCR検査を受けてきた。ところが12月4日の朝、検査のため馴染みの簡易検査場へ行くと閉鎖されていたのだ。時々無人になることもあるので別の検査所へ向かうがそこも閉鎖。更にまた別の場所へ行くがそこもダメ、一体どうなっているの?!仕方なく帰宅、マンションの警備員と住民の若い女性に話を聞くと、「一般市民はPCR検査と陰性証明の提示は不要になった」とのことだ。つまりゼロコロナの感染対策が緩和されたということだ。その後も他の人たちから話を聞くと、今の政策がいつまた変更するか分からないので定期的にニュースを確認したほうがいいとのことだった。やれやれ、まぁとりあえずは氷点下15℃の寒い行列に並ぶ必要はなくなった。ホッとする。実は私の場合、PCR検査がきっかけで毎日の散歩・買い物が習慣化されたので、その意味では中国政府の厳しい対策に感謝している。ありがとう・・・。

閉鎖された馴染みのPCR検査所
ここも閉鎖されている

ここでPCR検査の日々を振り返る。11月の頃は簡易検査所が多くの地点に設置され、待ち時間もそれほど長くなかった。場所や時間帯によっては行ってすぐに検査できる場合もあった。ところが状況が暗転したのが最後の三日間、12月1,2,3日。検査所が部分的に閉鎖され、行き場を失った人民が開いている検査所に殺到、結果かなり長い行列が形成された。しかも気温がかなり下がり手袋がないと凍傷するほどになった。ただ現地人のなかには寒さに慣れているのか軽装な人もいて、大丈夫かと心配して見ていると、長い行列で冷えたのか体を常に揺り動かしていた。

◆11月9日:晴れ、最高気温10℃、最低気温-4℃
 それほど寒さを感じず、周囲を眺めながら比較的のんびりと行列に並ぶ。所要時間は約10分。

◆11月27日:曇り、最高気温-4℃、最低気温-11℃
 寒さがだんだん厳しくなってきた。所要時間は約15分。

◆12月1日:晴れ、最高気温-14℃、最低気温-20℃
 かなり寒い。いつもの検査所は閉鎖、別の検査所へ行くが行列も長くて驚く。所要時間は約40分。

◆12月2日:晴れ、最高気温-7℃、最低気温-17℃
 今日も寒い。検査時の気温は確か-13℃、行列も長くてうんざりするが、これも新生活の貴重な体験だとポジティブに考え直す。所要時間は約40分。

◆12月3日:晴れ、最高気温-12℃、最低気温-20℃
 相変わらず寒い。検査時は確か-14℃、今日も長い行列、ただ昨日ほどではないようだ。後で分かったが検査員が2倍に増員されて二つの行列に分散されていたのだ。所要時間は約30分。

これまでは飲食店内での食事は禁止されていた(出前、テイクアウトのみOK)が、今晩(12月7日)近くのスーパーへ行ったときにチラッと見ると、複数の店内で人々が食事していた。よく分からないが店の自己判断での再開か。ただ市民の憩いの場である公園はまだ閉鎖されたままのようだ。中高年女性に人気の「広場ダンス」、再開する日も近いのだろうか・・・

街を歩くと誰もいない暗く冷えきった簡易検査所が寂しげにたたずんでいるのが見える・・・。