【2024年2月】日本出国・ハルビン到着


【出国二日前】一か月の一時帰国も終了、哈爾濱に戻る。出国二日前にJR天王寺駅近くのホテルへ移動し、昼過ぎから『【軽生会】2024年・新年会@大阪』でも登場した齋藤さんと食事した。最初は駅前の居酒屋に入る。次回の帰国は一年後の予定、中国では食べない刺身などをゆっくり味わった。振り返ればこの一時帰国中に意識して海鮮料理を多く食べたきたが、もちろん同じ理由からである。


あべのハルカスに移動。展望デッキから大阪の街をしばし眺める。その後、自身は滅多に行かないインド料理店に入った。たまには珍しい料理もおもしろい。注文した料理は「マトンビリヤニセット」と「タンドリーチキンサラダ」。もちろん酒もグビグビ飲む。席から大阪の景色が見えるのもイイ感じだ。


【出国前日】天王寺からりんくうタウン駅近くのホテルへ移動。フロントで荷物を預けてから大型商業施設「りんくうプレジャータウン・シークル」へ行って昼食をとる。一時帰国中に海鮮は充分に食べたので、今回は「しゃぶかつ・かつ喜」という店でカツ丼を食べた。カツ丼も自身の好物であるが、これも中国では食べないので最後の機会にゆっくり味わった。
その後、りんくう公園で散策。出国前に必ず来るお馴染みの臨海公園だ。天然の砂浜ではないが、それでも潮風に吹かれると爽快だ。遠くに見える関西空港から飛行機が頻繁に離陸し飛び去って行くのをボーっと眺めるのもたまにはいい・・・。


りんくう公園からホテルに戻る。今回利用したのは「関西エアポートワシントンホテル」。駅から近くて便利だ。部屋の窓から遠くの海が少し見える。館内にあるコンビニで買い物し、晩は外出せず部屋で食事する。翌日はいよいよ出国、早めに就寝する。


【出国当日】朝、ホテルのシャトルバスで空港到着。チェックイン後、空港内のレストラン街で最後の和食を食べる。店は「信州そば処・そじ坊」、日本酒のぬる燗と「大海老天ざるそば」を注文。もちろん哈爾濵にも日本料理店はあるが自分は行かない。実は以前に住んでいた寧波や蘇州では時々日本料理店に行っていた。店にもよるが味は悪くない。ただ最近は各地域の地元料理に関心があるので、哈爾濱でたまに外食する場合は本場・東北料理を食べたいと思うのだ。


飛行機に搭乗、ようやく離陸。これでしばらく日本ともお別れだ。機内食にはミニ蕎麦が入っているのが日本発の便らしいところだ。ただ主食のご飯の横にはガッチリ中華料理が盛られている。うん、味はおいしい・・・。


途中上空からは雪をかぶった山岳地帯や集落の景色が見え、到着が近づくと寒々しいビル群や凍結した松花江が見える。火力発電所の冷却塔から白い蒸気がモクモクと上がっているのが印象的だ。そしてついに哈爾濱太平国際空港に到着、中国生活の再開だ。頑張りましょう~!
ではでは、よろしくお願いします😀・・・

【2024年1月20日】1か月間の一時帰国スタート


中国の春節休みを利用して一か月間一時帰国した。前回の帰国期間は前年7月15日~8月19日の暑い時期だった。5か月後なのでそれほど懐かしいという感覚はないが、時期が雪の降る寒い冬なので雰囲気がまったく違ってた。
哈爾濵発の飛行機は朝早いので、前日は空港近くのホテルに泊まる。部屋の窓からは暗闇の向こうに空港の照明がキラキラ輝いているのが見え旅情をかきたてる。うーん、明日は帰国か・・・。
翌日、遅延なく飛行機は飛び立った。地上を見ると全ての活動が停止したかのように白い世界が広がっている。まさに天然版「哈爾濵氷雪大世界」、くねくね曲がりながら流れる松花江もそのまま凍結している。前回夏の帰国時には当然見られなかった景色、季節感が強烈で面白い・・・。


高島の自宅に帰ると、やはりホッとして気が休まる。帰国中は計画している旅行以外は特にすることもないので毎日のんびりだ。時々運動と買い物をかねて徒歩や自転車で外出する。少し離れたスーパーまで行って帰ってくることが多い。途中、広い農地の中を通る細い道がある。そこは私のお気に入りの散歩コースで、用水路に架かる橋の上では景色を眺めたりストレッチ体操をしたりする。このような平凡で平和なひと時に生きている幸せを感じる。


中国では全く飲まないウイスキーだが、日本では好んで飲んでいる。以前はバーボンばかり飲んでいたが、5年ほど前か正確に覚えていないが、スコッチを飲むようになった。人体の変化か老化か原因は不明だが味覚が変化したようで、バーボンは甘すぎると感じ、苦みのあるスコッチを好むようになった。この先数年経つとまた好みが変化しているかもしれない。その時は何を飲んでいるのであろう・・・。


今津町に用事があり琵琶湖沿いの道を通ったので、浜辺に下りてみた。そこにはいつ見てもきれいな景色が広がっている。やさしい波の音、湖上にポツンと浮かぶ竹生島、雪を少しのせた伊吹山、ずっと眺めていても飽きない風景。この湖には精神的ストレスの多い現代人をやさしく包んで癒してくれる不思議な力があるようだ。そう感じるのは私ひとりだけであろうか・・・。


香港へ行く前日、JR湖西線に乗り天王寺へ向かう。天王寺では軽生会会員の齋藤さんと新年会をし、自分はそのまま駅近くのホテルに宿泊する。自宅のある地域は数日前から雪が降り、車窓からは雪に覆われた白い世界が広がっていた。長年見慣れてはいるが冬の厳しさを感じさせる景色だ。そしてつい口ずさんでしまう。
 湖西の冬は、何もない冬です・・・