驚愕、ガンマGTP! 白酒のたたりか!(2013.09)

2011年11月11日の文章「酒と私」で、僕は酒好きで毎晩結構な量を飲み、休肝日もあまり取らないことを述べた。現在もその生活に変化はないが、多少飲む量を減らしたり、強い酒は飲まないようにしたりして、自身の健康を気づかっている。

7月下旬、帰国後初めての健康診断を受けた。過去4年間の中国生活(2009年1月~2013年2月)では、アルコール度数の高い白酒の多量摂取によって肝臓を酷使してきたので、特に肝機能の数値結果がどうなるか不安であった。そしてついに「健康診断結果報告書」を受け取り、 早速γ-GTPの部分に注目した。

今回の僕の数値は、「53」であった。ちなみに説明書によると、γ-GTPとは、「血液中の微量酵素。とくにアルコール性肝障害で数値が高くなる」 とあり、参考基準値は「55U/l以下」である。とりあえず今回は参考基準値に達していないので安心したが、基準値との差は「2」しかく、油断はできない。では、以前の数値はどうだったのか。手元にある過去の診断報告書を見てみた。すると驚愕の事実が明らかになったのだ。

  • 1996年04月(27歳)=9
  • 1997年04月(28歳)=12
  • 1998年03月(29歳)=13
  • 1999年03月(30歳)=13 
  • 2000年03月(31歳)=11
  • ***データなし*****
  • 2005年11月(36歳)=30
  • 2006年02月(37歳)=30 
  • 2007年08月(38歳)=31
  • 2008年08月(39歳)=41
  • ***中国生活期間***
  • 2013年07月(44歳)=53

これをみると、38歳から39歳の間に「10」急上昇している。これは当時、某電子部品会社の社員として中国天津に長期出張し、白酒を大量に飲み、そのうえ当時はバーボンのマイブームで、ロックやストレートでガブガブ飲んでいた時期だ。さて、次の2009年1月からの4年間、中国で肝臓を酷使してきたはずであったが、結果をみると「12」増加で、その期間だけが特別急増しているわけではないようだ。むしろ31歳から36歳まで5年間のデータのない時期には 「21」も増加している。それはともかく、現在この勢いで上昇すると、来年は基準値を超えてしまいそうである。なんてことだ!今後は飲む量を更に減らし、そして来年の結果がでるの待って、今後の方針を判断したい。

前童古鎮の通り

【経典】酒と私(2012.11)

僕の飲酒が習慣化したのは18歳である。 当時アメリカの高校を卒業して帰国し、実家で暮していた。 家にはワインが何本もあったので、毎晩それを飲んでいた。 酒を飲むと気分が高揚し、なんとも心地がよくなる。 さらに酔いがむと、些細なことにも感動して、泣き出すこともあるが、それは稀である。

その後、大学進学で上京した。その頃は主に日本酒を飲んでいた。 今でもそうであるが、ビールは最初の1本くらいでやめ、その後は他の度数の高い酒に換える。 ビールばかりでは、すぐに満腹になってしまい、またなかなか酔えないからだ。 その後、今に至る約25年間には、芋焼酎やバーボン、黒ビール、ワイン、中国酒など、 さまざまなマイブームがあった。

中国酒について。 はじめて中国に来たのは、90年8月(当時21歳)に、 某市の青年友好訪中団の一員としてである。 宴会では初めて中国の白酒(バイチュウ)を飲んだ。 その時、白酒は溶剤のような臭いがし、この上なくまずいと思った。 ただ不思議なもので、年月の経過とともに次第に慣れ、 今では自分で買って飲んでいるくらいである。 ただし酒の飲みすぎは危険である。 2年前中国で、夜中飲みすぎて銀行のATMで寝てしまったことがある。 起きたら朝になっていて、なんでこんなところで寝ているのかと、大変びっくりした。

健康のため、休肝日が必要なのは分かっているが、なかなか実行できないでいる。 酒を飲みすぎて二日酔いになった日に、 飲みすぎを後悔しながら休肝日をとるくらいである。 ただし最近は、飲みたくても量を飲めなくなってしまった。多量に飲む前に眠くなってしまうのだ。 これは老化が原因なのか。 神様が僕に「そろそろ酒の量を減らせよ」と言っているのかも知れない。