二泊三日のたつの市新舞子浜・難波(2023.07.29)


夏の一時帰国、好きな海水浴を楽しみ、海鮮料理も味わおうと考えた。そこで今回は初めて兵庫県たつの市の新舞子浜にある「新舞子ガーデンホテル」に一泊、翌日は難波のホテルに一泊、久々になんばグランド花月で漫才と新喜劇を楽しむという計画だ。

姫路駅で昼食  自宅からJRの快速列車を利用するが、たつの駅までの直通はないので、姫路駅で乗り換える。ついでに改札を出て駅ビル内の回転寿司店で昼食をとる。夏のおすすめランチの中からよさそうなセットを選んだ。回転寿司は自宅近くのはま寿司で食べて以来で、回転とは言えとてもおいしくいただいた。


たつの駅到着  駅前で迎えに来たホテル送迎車に乗り新舞子浜へ向かう。ホテルは2000年開業、2015年リニューアルとのこと、外観や内部もきれいだ。予約した部屋は狭かったがきれいで清潔、窓から海の景色も楽しめる。オススメは展望風呂「天空の湯」。露天風呂では潮の音と海風を感じながら瀬戸内海の絶景を眺めることができ、本当に癒されるひと時である。

写真の左奥、山の中腹に見える建物が「新舞子ガーデンホテル」
「天空の湯」の露天風呂(新舞子ガーデンホテルのHPより転載)


楽しい海水浴  部屋で少し休んでから浜へ向かう。猛暑日が続く中、この時は多少雲が出ていた。そのほうが皮膚にはやさしいだろう。さてゴーグルとシュノーケル、フィンを付けて海に入る。この浜は遠浅で波も比較的おだやかだったが、何かトラブルがあってもすぐ陸に戻れるように立って足がつく比較的浅い場所で遊んでいた。さて当初は沖縄の砂浜で体験したように色々な魚に出会うことを期待していたが、今回はただ一度だけ魚らしき黒い影がサッと目の前を通り過ぎたのを見ただけで、その後は皆無。透明度も悪く薄暗いので、仮に魚が近くにいたとしても気づかなかったのかもしれない。やはり沖縄とたつの市の浜とには根本的な違いが存在する。まぁそれでもしばらく海でジャブジャブ遊んでからホテルに戻った。年に一度くらいは海水浴も悪くはない。


夜の会席料理  展望露天風呂でサッパリし気分が良くなった後は夕食だ。食事会場で指定された場所は海がよく見える窓際のテーブル席、景色を楽しみながら落ち着いて食事ができる。予約したコース料理は「播磨灘会席」、メニューは画像にある通り。最近は年を取ったので食事は「量よりも質」を重視している。実際に出てきた料理はどれもおいしく大変満足した。わざわざたつの市まで来た甲斐があったというものだ。


食後は部屋では冷やした地酒「神力」をグビグビ飲みながらくつろぐ。ベランダから外を眺めると瀬戸内海側は真っ暗で、島の明かりがいくつも点のように見える。市街地側は多くの照明できれいな夜景が広がっていた。耳を澄ますとサーサーとかすかに潮の音が聞こえるのもいい感じだ・・・。


朝食  瀬戸内海を見ながらゆっくり朝食をとる。自宅とは違い品数も多く、やがてお腹は十分に満たされる。雰囲気も良いこのような朝食もたまにはいいものだ。


二日目、山陽網干駅から明石駅で乗り換えて難波へ向かう。明石では街中を少し散策した。駅近くで店の外観から古くより営業を続けているであろう明石焼き「本家きむらや」、また中華「江洋軒」を見かけ気になったので撮影した。この日も猛暑で食欲もなく両店とも入らなかったが、次回はぜひ自慢の料理を味わってみたい。市役所前の臨海公園からは、ダイナミックな明石海峡大橋を眺めた。大きなタンカーがちょうど橋の下を通り過ぎているのが見えた。


難波駅に到着、先ずは予約してあるホテルへ向かう。難波もかなり暑い。近年日本の夏は異常な暑さが長く続く。この日も体感温度は40℃、危険を感じる。せっかくの一時帰国なので外出するが、そうでなければ自宅のクーラーが効いた部屋にいるほうが賢明だ。外出先では意識して水分補給や休息をとる必要がある。チェックイン後は夜のお笑い開演時間まで部屋でゆっくり食事し仮眠をとる。

開演時刻が近づき、なんばグランド花月へ向かう。久々の漫才と新喜劇、とても楽しみである。指定された席に座り、ついに幕が開く。するとダンスグループが踊り始める。最近はダンスも披露するのかと勝手に納得する。また次に出てきたグループもダンスを始める。これはおかしい。さらに次、そのまた次もダンスではないか・・・。その時点で入る会場を間違えたことに気が付いた。連日の暑さで脳が機能低下していたのだろう。そう言えば、最初席に座っていると若い女性が来て「そこは私の席です」と言っていたが、自分のチケットを見せたら諦めて他の席に誘導されていったという事件があった。ただ時間もかなり経過していたので、これも運命と考えダンス公演を見続けることにした。もちろんダンス鑑賞の趣味はないが、色々なタイプのダンスをライブで見るのも初めてなので良しとしよう。


なんばの居酒屋  想定外のダンス鑑賞を終え、外へ出ると夜の難波は人々でにぎわっていた。飲み屋を探して駅近くを適当に歩いていると、外観から雰囲気の良さそうなお店「裏なんば酒場・芯」を見つけ入ることにした。地酒が類別されていていたので数杯飲み比べを楽しみ、適当に注文した料理もおいしくいただいた。ハルビンでは日本料理店や日本居酒屋には一度も行ったことはないので何とも評価できないが、やはり本場の日本居酒屋は最高であった。  


おいしい海鮮料理に癒しの展望風呂、異常な暑さと想定外のダンス鑑賞。色々あった二泊三日の旅、今となってはいい思い出だ。次はどこへ行こうか。人生、楽しみは尽きないのである・・・。

通天閣ほろ酔い巡り(2019.04)

久米島旅行への出発前日、伊丹空港に行きやすい新大阪駅付近のホテルに泊まることにした。昼頃ホテルに到着、午後は大阪市内観光の計画だ。そして行先は人生初訪問の「通天閣」に決めた。

御堂筋線に乗り動物園前駅で下車。早速ドン・キホーテと同じ建物内にあるコンビニで小さい清酒パックとウイスキーの小瓶を買う。「新世界」というエリアは安い酒を片手に、ほろ酔い気分でぶらつくのが相応しいと考えるからである。いつも利用している京都や滋賀のコンビニに比べ、ここでは安いカップ酒が多めに陳列されている。つまりこの地域は安酒の需要が強いということなのだろう。さて店を出て酒を飲みながら少し歩くと「ジャンジャン横丁」の入口に至る。

道幅の狭いアーケード街、串カツ屋などの飲食店が軒を連ね、独特な雰囲気がある。その日は外国人を含む多くの観光客で賑っていた。食事は通天閣観光の後にしようと考え先に進む。すると「残念石」脇の路上でぐっすり寝ている男もいる。普通の町なら通行人が気遣い救急車を呼んだりするが、新世界では事情が違うのか放置されている。

通天閣に着いた。入口から地下に進むと、そこには小さな舞台があり、その時は地元アイドルグループらしき人たちが元気よく踊り歌っていた。それをしばらく鑑賞した後、入場チケットを買いエレベーターに乗って通天閣上層部へと向かう。

通天閣はさほど高い建物ではないと思っていたが、展望台からの眺めはかなり良い。また「ビリケン」という神像も設置してあり、人々はありがたそうに触ったり一緒に写真を撮ったりしている。

さて、そろそろ腹が減ったので、通天閣を降りてジャンジャン横丁へ向かう。先ほどの路上睡眠男の姿は既に消えていた。先ずは「だるま」で串カツを食べる。お任せ串セットと日本酒を注文。できたて熱々の串カツは文句なくうまい。

次の店は「てんぐ」。どて焼き3本と日本酒を注文。甘めの濃厚白味噌ダレで煮込まれた牛スジは口の中でトロッととろけ美味である。さて、やがて酔いもかなり進みフラフラしてきた。万が一こけてケガでもしたら明日からの久米島旅行に差し支えるので、そろそろ新大阪のホテルに戻ることにした。初の通天閣、期待していた以上に楽しく有意義な時間を過ごすことができた。大阪の皆さま、おおきに!😊