【ふるさと信州 2024年2月】善光寺・裾花川・小菅亭・浜名屋


福井・金沢の食いしん坊ツアーも終了し、長野市に三泊四日で帰省する。主目的は両親に会うこと。その他は特に予定もなく、まぁいつもと同じように善光寺にお参りしたり当地のおいしい料理を食べたりして、比較的のんびりと過ごす。

JR金沢駅➔長野駅  新幹線はくたか号で長野に向かう。冬ということもあり窓の外は白い景色が続く。下の画像は新潟県から長野県に入る辺りの景色。しばらくは曇り空だったが、長野駅に近づくと青い空も出てきて、遠くの山並みがきれいに見えた。


JR長野駅に到着  時刻は13:30頃。前年の7月にも帰省したので懐かしいという気持ちはない。駅を出てコンビニで買い物してから実家へ向かう。到着後少し遅い昼ごはんを食べ、その後も外出せずの家でゆっくりした。


善光寺  前日ゆっくり休んだので元気回復、この日は帰省時に恒例の善光寺参りに出かける。そうは言っても他にすることがないので、ただ散歩へ行くだけのことだが・・・。なお善光寺の詳細については当ブログの記事『【保存版】信州狂人式「善光寺参り」』を参照のこと。
先ずはいつものように新田町交差点(昭和通り/中央通り)まで来て、そこから寺まで真っすぐ北上する。簡単に言うと、交差点➔大門➔仁王門➔山門➔本堂、という順だ。山門の手前右側には七体(1+6)のお地蔵様がいるので、「帰ってきました」とあいさつする。ここに来るといつも心が落ち着き、安心した気分になる・・・。


小菅亭で昼食  善光寺からの帰りはそば屋さんに寄る。これも恒例となっているが、いつも同じ店に行くわけではない。周辺には多くのそば屋さんが存在するが、その日の営業状況や混雑具合で行く店を決める。列に並んでほど食べたいとは思っていない。
さて「小菅亭」(こすがてい)は初めての利用。創業明治28年(1895)の老舗だが、期待と不安が交錯する。まぁたぶん大丈夫だろうと、すました顔して店に入る。先ずは佐久市の清酒「澤の花」を熱燗で注文。ちびちび飲みながらメニューを眺め、そして「きのこ天ざるそば」にする。結果は大正解。サクサク、ホクホクしたキノコ天婦羅が実においしい。次に飲む酒は、同じく佐久市のそば焼酎「天山戸隠」のロック。天婦羅を食べた後ということもあり、ひと口飲むとキリッとして喉ごし爽快だ。そばも当然おいしく、店内も落ち着いたイイ雰囲気で大満足。ごちそうさまでした~😊


浜名屋で夕食  母と二人で鰻を食べに行った。前年7月の帰省時にもこのお店で食事し大変おいしかったので今回も大いに期待した。うな重(上)を注文し、焼き上がるまでは肝焼きを肴に生冷酒「亀の海」を飲む。やがて重箱が運ばれてきた。蓋を開けると、そこはパラダイス。炭火で香ばしく焼き上げられた鰻の蒲焼きがドンとのっている。口に入れるとプリプリ、トロトロ、ホクホクとして、これは間違いなく美味だ。それをひと口ずつゆっくりと味わう。量もなかなか多くお腹もいっぱいで最高~。あぁ、日本に生まれてよかった・・・。
ごちそうさまでした~😊


実家滞在中、もちろん外食ばかりしていたわけではない。家では天ざるそばや、時には気を使ってもらい出前の寿司などもごちそうになった。親も高齢となり体の動きもゆっくりになった。今まで育ててもらい見守ってきてくれたことに、ただただ感謝の気持ちである。


裾花川  久々に川まで散歩に出かけた。この川は実家の近くを流れている。県庁前の交差点を西に進むと川岸の遊歩道につながる。子供の頃もたまに遊びに行った。ただ比較的流れが早く、また上流にはダムもあるので、川の中に入って泳いだという経験は一度もない。
この日訪れたのは夕暮れ時、辺りは薄暗くなっている。数は少ないが散歩やジョギングをしている人がいる。日は山に隠れようとして最後の光を放ち、川面がキラキラと輝いている。しばらく景色を楽しんだら、暗くなる前に家に帰ろう。
※参考に「デジタル大辞泉」より裾花川の説明を引用する。

翌日は長野を離れ、富山県・魚津市への旅に出発する。故郷の街ともしばらくお別れだ。
愛する信州よ、また再会する日まで、さようなら・・・

【出国直前】三泊四日の東京&成田(2022.10.21)

21日朝6時半頃、東京駅近くのバスターミナルに到着。24日には成田空港から哈爾浜行きの便に搭乗するが、その前に中国駐日大使館・領事館の指定検査機関、或いは厚生労働省の登録検査機関で前後2回のPCR検査が必要だ。その都合で二日間は東京、出発前日は成田で宿泊することにした。前回の上京は記憶では2004年なので18年ぶりである。ただパッと見た感じでは街の様子はそれほど変化していない。先ずは六本木のホテルへ重い荷物を預けに行った。この後は何も予定が無いので、のんびり散策でもしようと上野公園へ行くことにした。

なおこの文章は哈爾浜市内の隔離宿泊施設で記している。お陰様で無事に哈爾浜に到着、入境後は7日間の施設隔離+3日間の自宅隔離が求められ、本日29日は隔離6日目、31日の午後には地元政府の車で自宅へ移動するとのことだ。隔離中の様子は今後記事にする予定である。

清水観音堂の前にある階段を下り、不忍池の橋を渡って弁天堂を見学し、さらに池の周囲の道を進んでいると、「園林飲み」にふさわしいエリアにたどり着いた。さっそく近くのコンビニで缶酎ハイ「STRONG ZERO 9% ダブルレモン」を購入、座る場所を探していると、ちょうどいいベンチを見つけた。その地点からは不忍池と上野の森、そしてスカイツリーを同時に眺めることができる。酎ハイを飲みながらボート遊びをする人たちをしばらくボ~ッと眺めていた。天候にも恵まれ、気分も爽快、ストレスフリーの癒しタイムである。今回は上野公園を選んで正解だった。  

上野公園で癒された後はホテルに向かう。今回の宿は「コンフォートイン東京六本木」。二か所のクリニックにもアクセスが良く、また朝食にはタイ料理が出ると聞き興味があったのでこのホテルに泊まることにした。結果から言うと朝食はアタリで、予想以上にタイ料理の味がよかった。一方、部屋はハズレ。狭く、窓も開かず、窓の外は一面の壁、手を伸ばせば届くほど接近している。圧迫感、窮屈感が甚大で、次回この部屋は遠慮したい。

地下鉄駅から地上に出るとこの交差点がある
この坂を下って行くとすぐにホテルが見える
コンフォートイン六本木
タイ料理の店 ホテル入口はこの反対側にある
一日目の朝食
グリーンカレースープ おいしくてもう一杯飲んだ
トムヤンクンラーメン 酸味スーブもたまにはいい
二日目の朝食
タイ風のお粥、旨味が凝縮していて大変おいしい
六本木ヒルズから見た風景

23日午前10時頃、千代田区麴町のクリニックで2回のPCR検査を終えた。ホテル近くに移動、少し時間があったので六本木ヒルズまで散歩した。久々に見る東京タワーの姿が印象的であった。ホテルに戻り預けた荷物を受け取って東京駅へ、東京駅からは成田エクスプレスに乗って約1時間、空港第2ターミナルで下車する。シャトルバスで「日航ホテル成田」へ向かう。「コンフォート六本木」の部屋が残念だったので、ここは大丈夫だろうかと不安であったが、部屋に入ったとたんその不安は吹き飛んだ。窓からの眺望がすばらしく、ちょうど飛行機が着陸している様子も見ることができた。窓は開閉可能で新鮮な空気を存分に取り入れることができる。さらに部屋代が千葉県の旅キャンペーンで割引きされ、そのうえ3,000円分のクーポンまでもらえた。六本木とは天と地の差だ。さっそくホテル内のローソンで酒を買い込み、この後の一大イベントに備える。

昨日の1回目PCR検査の結果は「陰性」、もうすぐ2回目PCR検査の結果が出る時間だ。するとクリニックからメールでPDF版「陰性証明」が届いた。先ずは安心する。次はいよいよ最終段階、18時までに健康コードの申請を完了させ、その後は緊張しながら結果を待つ。この結果が悪ければ明日は搭乗できない。申請直後はコードは赤色、問題なければ緑色に変わるのだ。ドキドキする。緊張を抑えるため缶酎ハイ「STRONG ZERO 9% ダブルレモン」、次にビール「キリン一番搾り」を飲む。どのくらい時間が経ったのだろうか、やがて結果判明のメールが届き、恐る恐るスマホの画面を確認すると、コードは幸せの「グリーン」色に変化しているではないか!フ~、ホッとした。今回は就労(Z)ビザの取得を含め、多くの煩雑な手続きで大変苦労したが、それを思い返すと本当に感無量だ。さっそく祝い酒として冷蔵庫で冷やしておいた日本酒「沢の鶴・純米酒《山田錦》」をグビグビ飲む。プハッー!うまい!


明日は寝坊しないで空港に行くだけだ。ただ第3ターミナルへは行ったことがないので不安が残る。まだ就寝時刻まで余裕があるので下見と食事を兼ねて空港へ行くことにした。チェックインカウンターの位置を確認してから、フードコートへ向かう。ここではラーメンを食べることにした。普段は外でラーメンを食べることは稀だが、まぁたまにはいいだろう。

和風とんこつラーメン(全部のせ)

ソバで腹を満たした後はシャトルバスでホテルに戻る。部屋では窓から暗闇に浮かんで見える夜の空港を眺めながら、ウイスキー「WHITE HORSE」をロックでグビグビ飲む。するとやがて気分は大いに昂揚し気炎が上がる。出国の時がきた、ちぇすと行けー!