四泊五日の久米島(上)2019.04

イーフビーチ

去年10月に初めて沖縄本島を訪れ、その時の印象がとても良かったので、今回は久米島と前回那覇市内で行けなかった場所の観光を計画した。なお最近はブログの未発表ネタが蓄積し消化不良状態なので、文章は極力省き、写真を中心に掲載する。

🍀空の旅の楽しみの一つは、窓から見えるきれいな景色だ。特に今回は、伊丹➔那覇、那覇➔久米島、久米島➔那覇、那覇➔伊丹と、飛行機に乗る機会が多かったので、きれいな青い海に浮かぶ島々や岩礁を充分に眺めることができた。

屋久島
種子島

🍀イーフビーチ(日本の渚百選入選)  「久米島イーフビーチホテル」に宿泊した。ホテルの前には白い砂浜が遠くまでひろがり、とても魅力的だ。

🍀ハテの浜  私が上陸する直前に天候が急激に悪化、暴風雨にみまわれ、体もこごえるほど冷えて大変だった。その後、天候は穏やかになり、ようやく落ち着いて浜を散策することができた。ここは砂だけの島なので、波が更に激しい場合には波が浜全体を呑み込むこともあるだろうと想像し、自然の脅威を感じた。

🍀畳石(天然記念物)  亀の甲羅形の石を敷き詰めたような地盤がひろがり見ていて楽しくなる。私が訪れた時、長い髪の少女が堤防に一人ポツンと座り、静かに海を眺めていた。その姿は大変印象的であったが、再び視線を向けると、どこへ行ったのかその姿はスッと消えてなくなっていた。

🍀ミーフガー  ここはパワースポットで、久米島町観光協会HP内の説明には、「子宝に恵まれない女性が拝むとご利益があるとか」とある。

三泊四日の沖縄【本島】2018.10

テレビ等で沖縄の青い美しい海を見ると、日常の雑事から離れ、白い砂浜でのんびりしたいと感じる。今までなかなかその機会がなかったが、ようやく人生初の沖縄旅行に行くことができた。実際に来てみると、確かに海はかなりきれいだ。海岸近くの水深1.5m位のところを潜っていても、透明度が高く、カラフルな魚を間近に見ることができる。当地の魚は人が近づいてもすぐに逃げようとはしない。南国の魚は性格がかなりのんびりしているようである。

沖縄で飲む酒は当然「泡盛」である。ロックでキリっと冷やし、ガブっと喉に流し込む。すると沖縄の浜風が体内に吹き込まれるような爽やかさを感じる。料理店では今回「ゴーヤチャンプル」、「テビチの唐揚」、「島豆腐の厚揚げ」を食べた。メニューを見ると他の料理も欲張りたくなるが、初老男子なので数品でお腹はいっぱいである。

別の店では本場「ソーキそば」も体験した。肉は柔らかく骨からポロっと離れる。素朴な味のスープに歯ごたえのある比較的太い麺、毎日食べても飽きそうにない一品である。飲むビールは当然「オリオンビール」である。

本島最北端の辺戸岬(へどみさき)も訪れた。その時はあいにくの雨天で、岬に近づくと強風がビュービューと吹き荒れていて、まるで台風のなかを歩いているようであった。崖の下では大波が激しく岩にぶつかり巨大な水しぶきを上げている。強風にあおられて海に落ちたら一巻の終わり、恐怖を感じた。

国頭郡本部町備瀬(くにがみぐんもとぶちょうびせ)にある有名な フクギ並木を散策した。そこは派手な建築物は一切なく静かで素朴、何か懐かしさのようなものが感じられる場所である。のんびり歩いていると時にフクギの木の合間から赤いハイビスカスの花が見えたりして、南国のゆったりした時の流れを感じさせられる。そして並木を抜けると「伊江島」が見える海岸に出る。

ウキウキ・リゾート気分もいいが、一方で深刻な戦争の歴史も忘れてはいけない。例えば「伊江島」。今回訪問した各地点で何度か眺望することができた島だ。そびえ立つ「城山(ぐすくやま)」は島のシンボルである。さてウィキペディア「沖縄戦」には次のようにある。 

  伊江島には、独立混成第44旅団第2歩兵隊第1大隊650名を基幹とする日本軍守備隊2,000人(約半数は現地召集の特設部隊)が配置されていた。 島民は人口8,000人のうち5,000人が残留していた。日本軍は島民多数とともに抵抗し激戦となったが、21日までに全島が占領された。アメリカ軍によれば、日本側は民間人多数を含む4,706人が戦闘により死亡し、3人が捕虜となった。      

現在おだやかに海に横たわる島の様子からは想像できないが、当時は凄惨激烈な戦闘が繰り広げられていたのである。

今回は短期間の滞在であったが沖縄入門としては充分に満足できた。近いうちに再度訪問し、離島を含めた各地を巡りたいと思う。