五泊六日の西表島【二日目】2022.03

 いよいよ西表での三日間のダイブ講習が始まる。毎回基本的に午前1ダイブ、午後1ダイブを行う。潜るのは去年10月の石垣島での体験ダイビング以来である。石垣の川平湾沖ダイブでは右耳の耳抜きに失敗して耳鼻科に通院した経験があるので、今回は無事を願う。

◆MAUIオープンウォータースクーバダイバーコース DIVE#1◆
 3月16日 10:00開始
 気温:25℃ 水中:23.5℃ 水深:平均5m、最大6.4m 潜水時間:50分
 場所:西表島インダビシ西

鳩離島(はとぱなりじま)
鳩間島(はとまじま)

 タンクを背負い装備を整え、いよいよ潜水する時が来た。緊張感とワクワク感が交錯する。懇切丁寧な指導員のサポートもあるので落ち着いて潜ろう。水中へと続くラダー(タラップ)に足を掛け、ゆっくり一段ずつ降りていく。下半身、上半身、そして遂に頭部も水中に沈んでいく。緊張の瞬間だ。潜降ロープに握り替え、耳抜きしながらブクブクと少しずつ海底へ降りていく。緊張からか鼓動は高まり、呼吸も激しくなり息苦しさを感じる。先ずは海底で数分待機し呼吸を整える。周囲をキョロキョロ見たり海底の砂やサンゴの欠片を触ったりして、その場の環境に馴染んでいく。やがて緊張感は薄らぎ、好奇心が強まってきた。さぁ、西表の海底世界を楽しもう~

 午前の記念すべき第1回目のダイブが終了した。ラダーを上がり、ボートに無事戻った時は正直ホッとした。今回は耳抜きも上手くできたようだ。港へ戻り、昼食をとる。海を見ながら食べる弁当もいいものだ。食べながら午後の2回目ダイブに期待が高まる・・・


◆MAUIオープンウォータースクーバダイバーコース DIVE#2◆
 3月16日 13:45開始
 気温:25℃ 水中:24℃ 水深:平均6m、最大10m 潜水時間:55分
 場所:西表島クロミスヘブン

 1日目2回の講習ダイビングも無事終了。その後ダイビングショップで学科講習、そして宿舎へ戻る。夕食後は部屋で泡盛を飲み疲れを癒やす。明日に備えて早めに寝よう。お疲れさまでした~~

五泊六日の西表島【一日目】2022.03

 スキューバダイビング講習@西表島
 日常生活で生じたストレスを解消すべく、今回は西表島へ向かった。当初は西表島以外の離島にも訪れたいと思っていたが宿泊予約ができず断念、そこで五泊六日の4泊は西表島、最後の1泊は石垣島で過ごすことにした。西表に4泊もするなら何かまとまったことができないかと考え、去年10月石垣島で行った計2回の体験ダイビングが好印象だったことから、今回は4日間(初日は約30分のオリエンテーションのみ)のライセンス講習に参加することに決めた。

★出発前日のスターゲイトホテル★
 ピーチ航空の石垣島便の出発が午前だったので前夜は関空近くのスターゲイトホテルに宿泊した。このホテル、過去に上海出張する際に一度利用したことがあるが、高層ホテルならではの眺望の良さが大いに気に入り、今回も利用することにした。前回と見えるエリアは違ったが、のんびり酒を飲みながら絶景を楽しむことができた。

 酒を飲みながらボ~っと遠くを眺めていると、海越しに見える高層ビルが気になった。そこで内線でホテルスタッフに質問すると、中央の高くそびえるビルは「大阪府咲洲庁舎」ということだ。その後ネットで調べると、ビルの愛称は「さきしまコスモタワー」。旧名称は「大阪ワールドトレードセンタービルディング」、略称は「WTC」。

★関空から石垣島空港へ★
 ワクワクの離陸であったが、今回天候は曇りで機内からの眺めはイマイチであった。より鮮明な画像は2021.03「四泊五日の石垣島【一日目】」を参照されたい。

昨晩宿泊したスターゲイトホテルがかすんで見える・・・
鋭く尖って見える「室戸岬」
この丸い島は屋久島か? ただよく思い出せない・・・
石垣空港へ到着、バスで離島ターミナルへ直行する

★石垣離島ターミナルから西表島・上原港へ★
 前回はここから竹富島へ渡ったが、今回は西表島。西表には二つのフェリーターミナルがあり、一つは今回向かう島北部の「上原港」、もう一つは南部の「大原港」。石垣から竹富への所要時間は約15分と短いが、上原へは直行で約45分(鳩間島経由の場合は約60分)と長く、今回は天候に恵まれたので、潮風を受けながら海の景色を存分に楽しむことができた。

竹富島 クレープのようにノッペリと薄く見える・・・
西表島の南エリア
西表島の北エリア、上原港はもうすぐ・・・
上原港に到着、すばらしい海の青さ・・・
石垣港から乗ってきたフェリー「第38あんえい号」
滞在中に酒・食料品を買った「スーパー川満」
今回お世話になった宿「villa西表」

★楽しい海水浴@まるまビーチ★
 上原港に到着後、今回4泊お世話になる宿「villa西表」へ向かった。港から徒歩約5分。チェックインまで数時間あったので荷物だけ置き、宿から徒歩約5分の「まるまビーチ」で海水浴することにした。途中「スーパー川満」でトンカツ弁当を購入し店の外にあるベンチに座って腹を満たす。ビーチ到着時は釣り人が一人いたが、その後誰もいなくなり、一人のんびり石垣の青い海を満喫した。
 ただ「軽石問題」がここでも発生していた。上原港到着時に大量の軽石がプカプカ浮いているのが見えたが、まるまビーチにも大量の軽石が漂着し、景観的にも残念な状況だ。軽石は漁業や観光業等へ様々な被害を与えているという。しかし考えてみればこれも自然現象である。白い砂浜に灰色の軽石が混在する風景、これも受け入れる必要があるということか・・・

 去年10月の体験ダイブでは水中カメラをレンタルしたが、今後は水中にもぐる機会が増えると考え、耐水カメラをネット購入した。上の画像はまるまビーチでプカプカ浮かぶS狂人所有の黄色いファンシーなカメラ君(FUJIFILM、25ⅿ water proof)である。西表のすばらしい海でデビュー、“カメラ冥利に尽きる”?と言えるか・・・
 浜から近い浅瀬で潜ってみると、思ったよりも多くの魚が観察できて楽しかった。スキューバダイビングはいささか大がかりだが、酸素ボンベ無しでも充分に楽しむことができる。撮影した魚の画像をUPした。