2019松江大学城生活


5月、今年も松江大学城にやってきた。当地は去年につづき二度目、一年振りではあるが、何か懐かしさを感じた。


飲酒について  中国に来たからには、飲むのは当然に中国酒である。飲む酒の種類はいつもあまり変化はない。ただ今回は久々に蘇州時代によく飲んでいた甕入りの紹興酒(会稽山ブランド)を買ってみた。当時も感じたことであるが、同じ三年熟成品であっても甕入りは瓶詰めに比べてまろやかな気がするのだ。結果、グビグビ飲んでしまう・・・

山西省杏花村の名産「汾酒」(42度)をスーパーで買った。中国に来ると時々飲んでいるこの白酒(蒸留酒)は清香型、つまり茅台酒のような強烈な香りはない。味もすっきりしていて私の好みである。汾酒については百度百科より引用する。

汾酒,中国传统名酒,属于清香型白酒的典型代表。因产于山西省汾阳市杏花村,又称“杏花村酒”。汾酒以工艺精湛,源远流长,素以入口绵、落口甜、饮后余香、回味悠长特色而著称,在国内外消费者中享有较高的知名度、美誉度和忠诚度。历史上,汾酒曾经过了三次辉煌。汾酒有着4000年左右的悠久历史,1500年前的南北朝时期,汾酒作为宫廷御酒受到北齐武成帝的极力推崇,被载入二十四史,使汾酒一举成名。被誉为最早国酒,国之瑰宝,是凝聚着古代中国劳动人民的智慧的结晶和劳动成果。

さて、汾酒は悠久の歴史を有する名酒であるが、茅台酒や剣南春、五糧液などの高級酒と違い、「庶民でも飲める名酒(老百姓喝得起的名酒)」を謳っている。実際今回購入した汾酒は一瓶475mlが45元、現在のレートで日本円約680円である。貧乏人の私としてもうれしい限りである。結果、グビグビ飲んでしまう・・・


学食について  今年、学食の朝食に革命的な変化があった。それは「手抓餅」の登場である。以前からある「油条」も十分おいしいが、手抓餅は表面のサクサク感と具材(卵と野菜)のフカフカ感が相まって実においしい。結果、中毒のように毎朝食べることになった。


交流を深める/加深交流  毎年上海に来ると旧知の方々とおいしい食事をいただきながら親睦を深める。これからも仲良くおねがいします・・・

「老半齋」については百度百科より引用する。

老半斋是上海有名的老字号,于1905年(清光绪三十一年)开业,原设于汉口路湖北路口,民国初年迁至汉口路浙江路口,由开设银行的几位扬州人创办,原名半斋总会,后改为半斋菜馆,因对门又开了一家新半斋菜馆,于是又改名为“老半斋酒楼”,以经营镇扬风味菜为特色,主要名菜有水晶肴肉,煮干丝,白汁回鱼,清蒸刀鱼,清炖蟹粉狮子头等。

中国に来ると涮羊肉(羊肉しゃぶしゃぶ)が食べたくなる。そこで笠原さんとの会食ではそれにしてもらった。

さてさて、2019年の松江生活、楽しいことも色々あるが、初老男子として何事もあまり無理しすぎないよう注意が必要である。 水深、小心哦~⦿○⦿!

韭菜盒子について(追記:自宅のニラ栽培)

北京地安門外大街 2017年3月


普段は家で中国のTVドラマを見るのが楽しみの一つである。最近見たのは『夜市人生』(2017年、全48回)で、北京の屋台街を舞台にしたホームドラマである。
※今回利用したドラマ画像は、腾讯视频の放映映像より転載した。

自宅菜園のニラ 3月初旬

4月初旬(2020年4月4日撮影)


韭菜盒子  今回注目したのは主人公の魏紅が販売している 「韭菜盒子」という食べ物だ。僕と中国との関係は長いが、今まで一度も食べたことがないので少し気になった。早速「百度百科」で調べると以下の通りだ。

要約すると、ニラ、鶏卵、小麦粉を主原料とした 中国北方で人気のある伝統的な軽食で、祭日に食べる地域もあるという。ドラマでは油で揚げているが、百度画像を見ると鉄板で焼く場合もあるようだ。ともかく外観と具材から見れば日本人的には「ジャンボ餃子」と言えよう。ニラは私の好物でもあり、自宅菜園でも少し栽培していている。今は3月初旬、ニラの葉が土からニョキっと出てきている。
追記(2020年4月4日):4月初旬になると葉はかなり立派に育ってきた。近々卵と一緒に炒めて食べるつもりだ。ただ元々栽培量が少ないので、種をまいてニラに作付面積を拡大することにした。「スタミナもりもり広巾ニラ」の種は地元のアヤハディオ安曇川店で購入した。今後、成長の観察が楽しみである。


結構似ていますね  ドラマを見て少し驚いたことがある。亨達集団の于社長役を演じている孫率航が中国の有名な主席によく似ているということだ。ただ本人よりもスリムで若くフレッシュ感はある。ドラマの中では「政府の会議に出席し…」、「社会の公益を最大化する」などの台詞があり、その指導力を充分に表現している。将来、主席の伝記映画、伝記TVドラマを制作する際、きっと孫さんが抜擢されることであろう。


主題歌:龍梅子「我在北京你在哪」  主題歌は情感深いすばらしい曲である。イントロのアコースティックギターの音色、そして龍梅子の伸びのある高音が魅力的だ。今は自宅や通勤列車内でこの曲ばかり繰返し聴いている。歌詞は「百度百科」から引用する。

別れた相手を想う悲哀感と北京で一人暮らす孤独感を表している。 後半で「我在北京…」と幾度も繰返す部分が心を打つ。 「百度」によれば、 この曲は「北漂一族」(北京で成功を夢見る地方出身の若者)の 共感を大いに得ているという。YouTubeでも視聴できるので一聴をお勧めする。まぁ、それはともかく、韭菜盒子を中国のどこかで発見した場合は、即時購入し、熱々のうちにパクリとかぶりつくつもりである。当然、片手には透明な液体が入ったグラスか瓶を持ちながら…