ピョンピョン願望―始動、休息、そして再始動― (2013.04)

帰国してから3ヶ月、そして京都の会社に就職してから1ヶ月半が過ぎた。 新たな職場に慣れるまで、最初は心身ともに疲れる。 通勤だけでも最初は苦労に感じたものだ。 中国では、部屋から職場まで近い場合が多く、 徒歩や自転車通勤で、とても楽であった。 しかし今は電車に乗り、全行程は1時間半ほどかかる。 もちろん車内で時間を無駄にはできないので、 本を読んだりラジオを聞いたり、 睡眠不足のときは寝たりしている。

 しかし限界が近づいてきた。 毎日の労働で疲労が少しずつ蓄積され、 100円の栄養ドリンクを飲んでも、疲れがなかなか解消できないのだ。 200円のドリンクを飲めば効果があるのだろうか。

そこに救世主が登場。 それはゴールデンウィーク。 おとといの土曜日から大型連休が始まったのである。 非常にありがたい。この機会に体調や仕事を十分に調整したい。 そして今回は外出を控え、家でのんびりするつもりだ。

始動といえば、 庭にも多くの小さな命が、着々と活動を始めている。 楓や南天の種が地に落ち、それが発芽し成長した子どもが、 小さいながらも立派な葉を広げている。 また体長1cmほどの極小子どもバッタも、立派なヒゲをのばして、 草の上を軽快にピョンピョン飛び跳ねている。 それを見ると、僕も部屋でじっとしているのはやめて、 外でピョンピョンしたいような気分になるのである。

さくらのきせつⅡ (2013.04)

五年ぶりに、自宅のさくらの花を眺めながら、酒を飲みました。春のおだやかな日に、心地よい風に吹かれて、仙女と過ごしているような、たのしいときが流れていきます。しかし、きれいな花もやがて散り、今では葉ざくらになってしまいました。でも来年また、会えますね。その日まで、さようなら・・・