寒い地方にあるわが家でも、さくらの花が咲いた。毎年のことではあるが、桜の花が咲くと、なぜか気分も高揚してくる。これは、太古から変わらぬ、桜の魅力なのであろう。ひとも、限られた人生のなかで、桜のように、花を開かせ、輝きたいものである…
カテゴリー: 04-2. 庭の植物
痛いっ~!梅の理由なき反抗! (2013.04)
過去2回の文章では、梅の花のすばらしさを述べた。 それらは確かに自分の率直な感想である。 しかし実は、梅には人間を傷つける危険な武器が存在しているのだ。 梅の幹から垂直に、だいたい2~4cmほどの鋭いトゲが突き出ていて、とても危ない。 これは、細い枝が枯れ落ちた際、幹に残った部分が針状となったものだろう。
梅が咲き始めた頃、きれいな花に夢中になり、それを間近で見ようと急接近した次の瞬間、 なんと、トゲは作業用ズボンを貫き、僕の内モモの柔肌に突き刺さったのである。 痛いっ~!激痛がはしり、見ると血も出てきていた。 しばらくすると、傷口はふくれ上がり、黒紫色に変色してきた。 枯れ枝だけに、ばい菌の感染もたいへん気になったが、 さいわい、一週間後には傷は跡形もなく消え去り、ほっとした。
よく「美しいものには毒がある」などというが、 なるほど美しい花を咲かす梅の木も、危ないトゲがあったのだ。 今回はそれを身をもって感じたのである。