二泊三日の魚津・白山(上)2024.02.10


長野から滋賀の自宅へ直接帰るのも面白くないので、途中の富山県魚津市と石川県白山市を訪れることにした。詳しいことは知らないが、どちらも臨海の町なので海の景色や海鮮料理が楽しみである。

JR長野駅➔黒部宇奈月温泉駅➔富山地方鉄道・新黒部駅➔新魚津駅
朝、長野駅から新幹線で魚津に向かう。途中、ローカル線に乗り換え。電窓から見える雪をかぶった立山連峰のすばらしい姿に感動。このようにかなり長く連なる山々を比較的近くで見るのは初めてだ。やがて新魚津駅に到着。なお富山地方鉄道「新魚津駅」と、あいの風とやま鉄道「魚津駅」は隣接している。さて先ずはこの日に宿泊するホテルへ行って荷物を預けてから「魚津水族館」に向かう。再度「新魚津」から乗って「西魚津」で下車、その後は水族館まで歩いて行く。


富山地方鉄道・西魚津駅  ここの小さな駅舎、建築時期は不明だが全体的に古びていて懐かしさを感じさせるレトロな姿をしている。さて水族館へはここから徒歩10分。 


🐟魚津水族館🦀  ここでは川や海の様々な魚やその他生物が見学できる。富山の名産品「ベニズワイガニ」も展示されている。ここのベニズワイガニはハッピー・レッドクラブ(Happy Red-Crab)、人間にボイル(茹で)されず、逆にエサを与えられ長生きができて幸せだなぁと変な感想を抱いた。ただ実情は不明で、もしかしたら展示蟹は定期的に交換され、結局ボイルされて水族館職員の食事に供されてしまうのかも知れない・・・。ちなみにこの日の夜、ホテルでベニズワイガニをおいしく頂いた・・・🦀


魚津港と海の駅・蜃気楼  水族館を出て市バスで魚津港まで来た。この日は天気が悪かったが、それでも潮風に吹かれながら広い海を眺めていると気分がいい。テトラポットに乗って釣りをしている人が数人いた。海の駅の鮮魚店では、この日の晩に食べる海鮮を選ぶ。色々あって迷うが、ひとり旅なので少し小ぶりの「ベニズワイガニ」、そして「甘エビ」、「白カレイの刺身」を購入した。実はホテルの隣に比較的大きな商業施設「サンプラザ」がある。それを見た時、中のスーパーにも近海の新鮮な魚が必ずあると確信した。そこで海の駅を出てホテルへ戻る途中、サンプラザに寄ることにした。


🐟ホテルで海鮮ディナー🦀  サンプラザ内のスーパーには予想通りピチピチ新鮮な魚が販売されていた。まさにパラダイス。ここでは「(魚津港直送)フクラギの刺身」を選んだ。その他、地元の純米酒「北洋・ミラたんブルーラベル(300ml)」を買いホテルに戻る。
この日もよく歩いたので足が少し痛む。お風呂にゆっくりつかり疲れをいやす。汗を流しサッパリしたら、いよいよ海鮮ディナータイム。おいしい魚においしい酒、天国だ~。なにも言うことはない・・・😊

おいしい海鮮でお腹もいっぱい、しあわせな気分。ごちそうさまでした~😊
窓から外を眺めると明かりの灯った夜の魚津の街。暗くて見えないがその向こうには海が広がっている。翌日は近場を少し観光してから石川県白山市へ移動、そろそろ就寝しよう・・・。

【ふるさと信州 2024年2月】善光寺・裾花川・小菅亭・浜名屋


福井・金沢の食いしん坊ツアーも終了し、長野市に三泊四日で帰省する。主目的は両親に会うこと。その他は特に予定もなく、まぁいつもと同じように善光寺にお参りしたり当地のおいしい料理を食べたりして、比較的のんびりと過ごす。

JR金沢駅➔長野駅  新幹線はくたか号で長野に向かう。冬ということもあり窓の外は白い景色が続く。下の画像は新潟県から長野県に入る辺りの景色。しばらくは曇り空だったが、長野駅に近づくと青い空も出てきて、遠くの山並みがきれいに見えた。


JR長野駅に到着  時刻は13:30頃。前年の7月にも帰省したので懐かしいという気持ちはない。駅を出てコンビニで買い物してから実家へ向かう。到着後少し遅い昼ごはんを食べ、その後も外出せずの家でゆっくりした。


善光寺  前日ゆっくり休んだので元気回復、この日は帰省時に恒例の善光寺参りに出かける。そうは言っても他にすることがないので、ただ散歩へ行くだけのことだが・・・。なお善光寺の詳細については当ブログの記事『【保存版】信州狂人式「善光寺参り」』を参照のこと。
先ずはいつものように新田町交差点(昭和通り/中央通り)まで来て、そこから寺まで真っすぐ北上する。簡単に言うと、交差点➔大門➔仁王門➔山門➔本堂、という順だ。山門の手前右側には七体(1+6)のお地蔵様がいるので、「帰ってきました」とあいさつする。ここに来るといつも心が落ち着き、安心した気分になる・・・。


小菅亭で昼食  善光寺からの帰りはそば屋さんに寄る。これも恒例となっているが、いつも同じ店に行くわけではない。周辺には多くのそば屋さんが存在するが、その日の営業状況や混雑具合で行く店を決める。列に並んでほど食べたいとは思っていない。
さて「小菅亭」(こすがてい)は初めての利用。創業明治28年(1895)の老舗だが、期待と不安が交錯する。まぁたぶん大丈夫だろうと、すました顔して店に入る。先ずは佐久市の清酒「澤の花」を熱燗で注文。ちびちび飲みながらメニューを眺め、そして「きのこ天ざるそば」にする。結果は大正解。サクサク、ホクホクしたキノコ天婦羅が実においしい。次に飲む酒は、同じく佐久市のそば焼酎「天山戸隠」のロック。天婦羅を食べた後ということもあり、ひと口飲むとキリッとして喉ごし爽快だ。そばも当然おいしく、店内も落ち着いたイイ雰囲気で大満足。ごちそうさまでした~😊


浜名屋で夕食  母と二人で鰻を食べに行った。前年7月の帰省時にもこのお店で食事し大変おいしかったので今回も大いに期待した。うな重(上)を注文し、焼き上がるまでは肝焼きを肴に生冷酒「亀の海」を飲む。やがて重箱が運ばれてきた。蓋を開けると、そこはパラダイス。炭火で香ばしく焼き上げられた鰻の蒲焼きがドンとのっている。口に入れるとプリプリ、トロトロ、ホクホクとして、これは間違いなく美味だ。それをひと口ずつゆっくりと味わう。量もなかなか多くお腹もいっぱいで最高~。あぁ、日本に生まれてよかった・・・。
ごちそうさまでした~😊


実家滞在中、もちろん外食ばかりしていたわけではない。家では天ざるそばや、時には気を使ってもらい出前の寿司などもごちそうになった。親も高齢となり体の動きもゆっくりになった。今まで育ててもらい見守ってきてくれたことに、ただただ感謝の気持ちである。


裾花川  久々に川まで散歩に出かけた。この川は実家の近くを流れている。県庁前の交差点を西に進むと川岸の遊歩道につながる。子供の頃もたまに遊びに行った。ただ比較的流れが早く、また上流にはダムもあるので、川の中に入って泳いだという経験は一度もない。
この日訪れたのは夕暮れ時、辺りは薄暗くなっている。数は少ないが散歩やジョギングをしている人がいる。日は山に隠れようとして最後の光を放ち、川面がキラキラと輝いている。しばらく景色を楽しんだら、暗くなる前に家に帰ろう。
※参考に「デジタル大辞泉」より裾花川の説明を引用する。

翌日は長野を離れ、富山県・魚津市への旅に出発する。故郷の街ともしばらくお別れだ。
愛する信州よ、また再会する日まで、さようなら・・・