帰国後は荷物整理や自宅の庭の手入れなどをして、比較的のんびりと過ごしてきた。 中国では土や植物とあまり縁のない生活をしていたが、帰国後は庭で様々な植物と触れあえるのが楽しい。 晴れた日に、はだしで土や草の上を歩くのはとても気持ちがよく、 精神的苦悩がスーッと発散されるようである。
先日、隣家との境界のブロック塀付近に、フキノトウが二つ出ているのを発見した。 フキノトウは春のおとずれを告げる山菜の一種で、てんぷらにして食べると少しほろ苦くておいしい。 これこそが早春の味というものなのだろう。
ただし、現時点で確認できるのは二つだけ。 食用にするにしては量が少なすぎる。 また二つ全てを摘んでしまうと、自宅敷地内でのフキノトウの絶滅が危惧される。 そんなことになれば、春の楽しみが一つ失われてしまうことになる。 まぁ、今年は摘むのはやめ、ただ鑑賞するだけしよう。 そして来年倍増して出現することを期待したいと思う。