1ヵ月間の中国周遊(7)泉州 ❷


旅6日目。泉州2日目。この日の主要訪問先は泉州古城北東郊外の「清源山風景区」。その後は市街地に戻り、先日見ることができなかった開元寺の「仁寿塔(西塔)」を見学する。

清源山風景区  ホテル最寄りのバス停から市バスに乗り風景区西門へ向かう。所要時間は約40分。入場券を購入したら早速観光を始める。ただ風景区は広大で一日で全範囲を回るのは無理。今回私が歩いた範囲は下に掲載した観光マップ画像の赤ライン部分。限られたエリアだが、充分に自然と歴史文化を楽しむことができる。なお清源山の概要は、現地説明板の画像をご覧いただきたい。


老君岩(羽仙岩)  泉州の観光ガイドを見ると必ず老君岩の写真が掲載されている。それだけ有名な存在であるが、実際に見てみると確かに大きく迫力のある石造である。


元元洞  ここを訪れると金運が良くなるという。それから半年以上過ぎたが、財産に何も変化が無いのは残念である・・・。


見龍台  龍は見えないが、泉州の高層ビル群とその奥の山並みが眺められる。当時は市内を流れる普江が龍のように美しく見えていたのであろう。


無塵台  ここに至るも自身の煩悩はメラメラと燃え続けている。いつになったら悟りを開くことができるのだろうか・・・


弘一法師舎利塔  弘一については詳しく知らなかったが、その後少し調べてみた。彼は家庭に恵まれ、二人の妻を持ち、周囲からは人生を謳歌しているように見えていたようである。ただ本人は色々苦悩があったのだろう、最終的には家族を捨て出家することになった。人生は単純ではないということだ。李叔同(弘一の本名)については百度百科より引用する。


弥陀石  現地の説明によると、石室は宋代。その手前にある寺は唐代の創建とのこと。周囲の岩には文人墨客による石刻が多数見られる。ここから見える景色  現地の説明によると、石室は宋代。その手前にある寺は唐代の創建とのこと。周囲の岩には文人墨客による石刻が多数見られる。ここから見える景色もすばらしい。


第一山石碑  現地の説明によると、この文は北宋の米芾(1051-1107)によるもので、江蘇省盱眙県の南山を訪れた時に書いたもの。その後、南宋の尚書・李邴(1085-1146)がこの字の拓を取り、清源山にも同様の石碑を建てた。時代が変わり明末の戦乱で南山の石碑が破壊された。すると乾隆時代、泉州人の郭起元が盱眙県の知県として赴任する際に第一山の拓を持ち帰った。以上、第一山の字をめぐる泉州・盱眙の絆の話。う~ん、なかなか面白い。それだけ米芾の字が魅力的だったと言えるであろう。もし駄作だったら破壊されても人々から「まぁ、いいか・・・」と放置されたであろう。


千手石  現地の説明に、この建物は閔南の伝統建築様式だとある。赤い瓦、赤い壁、反り上がる屋根・・・。そう言えば、弥陀寺の建物もに似た外観の建物であったと思い起こす。さて、これで清源山の観光も終了。市バスに乗って市街地へ戻る。

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開元寺・仁寿塔  前日に続き二度目の訪問。今回は主に「仁寿塔(西塔)」を見学する。時間に余裕があるので塔その他をゆっくり見て回る。双塔については百度百科より引用する。引用文中の「中国一の高さと規模を有する一対の石塔」、「双塔の浮彫人物像は160尊(東西各80尊)」というの部分に注目。確かに巨大な石塔。また人物像はどれも形が異なり表現に躍動感もある。その時ふとブルボンのチョコクッキー「アルフォート」が思い浮かぶ。長方形の枠に浮彫という共通点から連想したのである。


郭沫若について  境内に郭沫若の漢詩の石碑がある。石造の屋根まで作られて大切に保護されていることが分かる。さて後に哈爾濱で、勤務先の歴史教師から聞いた話がある。それは現在の中国では郭沫若の評価は悪いということだ。その理由は、郭沫若は文学者、歴史学者というより金儲け主義のビジネスマンだったからだという。このような意見を聞いたのは初めてだったので驚いた。他の中国人の意見を聞いていないので何とも言えないが、時の経過によって人物評価が変化することはそれほど珍しいことではないだろう。


閔南名物・麺線糊  開元寺の観光も終了。時刻は午後5時。ホテルへ戻る途中、小腹が空いたので麺線糊店「趙記」に入る。香腸・海蛎・蝦仁入りの線糊と油条を注文。麺は極細でスープに溶け込んでいる。コクはあるがアッサリと優しい味だ。下の引用文にあるとおり、毎日の朝食に利用されているというのも納得できる。麺線糊については百度百科より引用する。


夜食テイクアウト  麺線糊の食後、食堂「阿杜焼腊」に寄り夜食用の丼ぶりを購入。注文したのは「焼き鴨飯」に「叉焼」の追加乗せ。焼酎によく合う一品だ。これで安心してホテルへ戻り、楽しいナイトタイムが過ごせる・・・。


さてさて、この日の活動もこれで終了。清源山は蒸し暑く少し苦労したが、自然と史跡を色々と見て歩き充実感がある。山から見た街の眺めも印象的であった。
翌日も観光は続く。どのような新たな出会いが待っているのだろうか・・・。

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