1ヵ月間の中国周遊(22)喀什 ❸


旅22日目。カシュガル3日目。主な見学先は、香妃園、ユスプ・ハス・ハジプ墓(玉素甫哈斯哈吉甫墓)、伊斯坎德爾王麻扎。その後は滞在している古城西区内でまだ行っていない地域を散策する。

朝食と昼食  朝食は新疆時間7時半頃に済ませる。スイカは毎回付くようだ。その後はしばらく部屋でのんびりし、10時頃に出かける。市バスに乗り最初の目的地・香妃園へ向かったのだが、途中でバスが関係ない方向へ進んでいることに気が付く。どうやら乗るバスを間違えたようだ。バスを降りた地点から香妃園までは徒歩圏内だったので歩いて行くことにした。


昼食は缸子肉・マグカップに入った肉野菜スープ
ある食堂の前まで来ると、可動式の炉の上に金属製のフタ付きマグカップが複数置かれていた。それはご当地料理・缸子肉。今まで食べたことがなかったので旅行の記念にと店内に入り注文。店の人からナンと一緒に食べることが多いと言われ小さいナンも1つ追加。磁器の碗も出てきたが、現地の人たちの一般的な食べ方が分からないので教えてもらった。先ずマグカップに入ったスープと具材を全て碗に移し入れる(もちろんマグカップから直接食べても怒られることはないだろうが…)。そしてナンは小さくちぎりスープに入れ柔らかくしてから食べる。なるほど確かにナンはかなり硬く、そのままかじるとアゴが疲れる。では、いただきます…
骨付き羊肉の塊は想像していた以上に大きく食べ応えがある。野菜も数種類入っているので栄養バランスは良さそうだ。スープの味は淡泊で羊肉の旨味が溶け込んでいておいしい。ごちそうさまでした😊…  


香妃園  香妃園景区は古城区の北東郊外にある。広大な緑地に歴史的建築物や現代建築、土産店、レストラン等、様々な施設が存在する良質なテーマパークである。私は古い建物に関心があるので、今回は香妃墓とそれに関連する建物を中心に見学した。


香妃墓(アパク・ホージャ墓)  ここはウイグル族の香妃(イパルハン)とその一族の墓廟。香妃は乾隆帝の側室となった女性で、北京で亡くなった。墓廟は巨大で迫力があり、また様々な色や柄のタイルで覆われ非常に美しい。概要は百度百科より引用する。


下画像は墓廟の裏側。

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講経堂

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加満清真寺

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門楼

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高低礼拝寺


ユスプ・ハス・ハジプ墓(玉素甫哈斯哈吉甫墓)  
香妃墓の見学後、市バスで古城区の南にあるユスプ・ハス・ハジプ墓を見学する。ここを見学するまで「ユスプ・ハス・ハジプ」という人物のことは知らなかった。現地の説明によると「ウイグル族の詩人・学者・思想家で、長編大作『福楽智慧』を著した」とある。後にネットで調べると、彼は11世紀にカシュガルで活動し、『福楽智慧』は日本語で『幸福を与える智慧』と訳されていることが分かった。
彼の墓が安置されている建物のドーム屋根は青いタイル、側壁面は白地に青い柄のタイルが全面ビッシリ張られており美しく壮観だ。下に引用したサイトの説明によると、彼の墓は元々別の場所にあったが、16世紀に現在の位置に移された。また文革期に建物が破壊されたが70年代末に元の姿に復元されたとある。詳細は「SILK ROADS WORLD HERITAGE・丝绸之路世界遗」より引用する。


伊斯坎德爾王麻扎  次に訪れたのは人民公園の北東角付近にある陵墓。長期間管理されず放置されていたようで、建物の多くの箇所が崩れ、タイルも大半が剥がれていて無残な姿だ。
現地の説明を一部訳す。1809年に清朝の駐カシュガル官使・伊斯坎德爾王が自身の死後のため陵墓の建設を始めた。ところがその後に彼はミスを犯し官職を解かれ原籍のトルファンへ返されたため、この墓には埋葬者がなく、このことから「阿克麻扎」(空の墓)と呼ばれている。
おそらく以上のことが原因で管理放棄され荒廃が進んだのだと考えられる。それでも建物の所々に当時の独特で魅力的な建築様式が伺えるので見ていて楽しい。


早めの夕食  以上でこの日の主要訪問地の観光は終了。少しホッとする。これから古城西区に向かって歩いて行く。人民広場まで来ると人民東路をはさんだ北側に大きな毛沢東像が見える。そして像の前からさらに西へ5分ほど進むと右手に外観がきれいなレストラン「紅雲杉美食館」がある。夕食はここに決め入店する。店内も清潔感があり落ち着いて食事できそうだ。この時は普通のラグマン(家常拉面)と羊肉串焼き2本を注文。期待を裏切らないおいしさ。ごちそうさまでした…😊


古城西区の散策  古城西区に到着。区内でまだ歩いていないエリアを散策する。ただ建物や街の様子は今まで見てきたもの大差なく、ブログでの紹介は不要と考え画像は割愛する。ホテル近くまで来るとご当地音楽に合わせてダンスをしている一団が見えた。踊りもウイグル独特の振り付けであろう。どうやら複数の観光客が現地の人たちに混ざり真似しながら踊っているようだ。これは気軽に異文化交流ができ、また思い出も作れる良いイベントだと感心した。


その後、エイティガール広場近くのスーパーへ買い物に行く。その辺りでは果物の路上販売が目立つ。見るとブドウやスモモ、メロンなど。緑色ブドウの色鮮やかさがとても印象的だ…。
さて、この日の活動はこれで終了。ホテルの部屋に戻り、新疆の烈性酒・伊力特曲52度をグビッとひとしきり飲んでから就寝。おつかれさまでした~😊

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