




旅21日目。カシュガル2日目。前日は晩に到着したので、この日から本格的な観光が始まる。ただ蒸し暑い福建省、湖南省の旅行で体力も消耗しているので、極力のんびり無理のない行動を心がけるつもりだ。主な見学先は、古城東区、高台民居、カシュガル博物館、エイティガール寺院(艾提尕爾清真寺)。
朝の風景 前日は夜景しか見ていないので朝起きると早速周囲の様子を確認。まず部屋の南側にある窓から外を見る。近くは平らな屋根、遠くは高層ビル、つまらない景色だ。部屋を出て公共エリアの廊下から北側を見ると、なるほど、エキゾチックで独特な雰囲気の街並みが確認できた。
その後、ホテル提供の朝食をとる。チェックイン時に朝食時間を伝えられたが少し要注意。新疆では北京時間とは違う2時間遅い「新疆時間」を使う場合があり、このホテルでは新疆時間を使っている。レストランやタクシー等の予約時はどちらなのかはっきり確認したほうがよい。さて、画像の朝食は量が少ないように見えるが、お代わり自由なので安心…。







ホテル周辺の散策と昼食 午前は近場を歩いて回る。前日の晩はライトアップされていたが、昼間は濃い化粧を落とされたようにスキっとしている。観光客の姿も目立つ。しばらく歩いた後、適当な食堂に入って昼食をとる。前回新疆を旅したのは1年前の2024年7月下旬、久々に本場のラグマン(拌麺、汁なし混ぜ麺)をいただく。う~ん、おいしい~😊!







古城東区の散策 昼食後はエイティガール寺院(艾提尕爾清真寺)を見学するつもりだったが、行ったときは礼拝時間だったのか入場できなかった。そこで古城東区に行くことにした。東区は西区と比べ土産屋が多く、観光客も多いように感じた。西区よりも観光地化が進んでいるのであろう。







東区の食堂で軽食各種を販売している。観光途中で小腹がすいた時のため1個2元の肉野菜入りサムサ(烤包子)を3個と、晩酌用に10元の肉ナンを購入。あとでサムサを食べたところ適量で味も良かった。





高台民居 ここは高台にあるウイグル族の住宅地で、古くから代々住み続け現代にいたっている。実際に見学すると大きく2エリアに分けられる。一つは修繕修築された古建築や現代住宅からなる居住・商業エリア。もう一つは完全に廃墟化した遺跡エリア。どちらもそれぞれ独特な趣きがある。特に玄関ドアはデザインや色彩がどれも異なり個性的で見ていて楽しい。それらの画像をいくつか掲載したのでご覧いただきたい。なお高台民居の概要は百度百科より引用する。
高台民居(维吾尔语:阔孜其亚贝希巷,意为“高崖上的土陶人家”)是新疆喀什市老城东北端一处建于高40多米、长800多米黄土高崖上的维吾尔族聚居区,与新疆华美胜地喀什洲际酒店集群项目隔河相望,现存居民640余户,占地面积5.7万平方米,2015年获评国家5A级旅游景区 。
该区域依托富含“色格孜”粘土的高崖而建,建筑以土木、砖木构成的生土结构为主,采用过街楼、半截楼、悬空楼等形式,形成50余条纵横交错的巷道,房屋依崖而建,家族人口增加时沿墙体扩建加高,形成房连房、楼连楼的层叠格局。《奔跑吧》节目组曾在此录制取景。
该民居群历史可追溯至喀喇汗王朝时期,相传东汉班超、耿恭曾在此活动,现存建筑多建于600余年前。崖体在数百年前被洪水冲断形成南北两坡,南坡现为民居区,北坡为喀喇汗王朝王宫遗址。传统土陶工艺在此世代传承,约800年前匠人利用当地粘土制作涵盖百余种生活用品的土陶器,2023年国家级非遗传承人吐尔逊·肉斯坦入选“中国非遗年度人物”候选人名单 。
2009年起实施民居加固改造工程,投入8.39亿元对9722户维吾尔族传统民居进行加固改造,采用碳纤维加固、钢结构支撑等技术,2014年投入1.5亿元提升景观质量,2021年启动非遗保护项目实行“一户一设计”,2023年6月修缮后重新开放并引入咖啡馆、旅拍店等现代业态。现存建筑完整呈现维吾尔族生土营造技艺,被誉为“维吾尔族活的民俗博物馆”。
居住・商業エリア 西側にある正門ゲートから入るとそこは居住・商業エリア。土壁に囲まれた小道を進んでいく。現地の独特な建築様式を歩きながら観察するのは楽しい。小規模な展覧室もいくつか見学した。上の引用文にある通り、当時は陶器生産が盛んで、今は陶器製品の展示販売店がある。確かに色や形がとても魅力的ではあるが、私は断捨離中なので何も購入はせず、ただ見て楽しむだけ。




















遺跡エリア 高台民居の北東部分に位置し、画像の通り多くの建物が屋根や壁が崩れる等、老朽化が進んでいる。昔は多くの家庭が生活して賑やかであっただろう場所。今は廃墟となり、それらを眺めていると、う~ん、なにか人生のはかなさ、虚しさを感じる…。この感覚は中国各地を旅し廃墟エリアに遭遇すると感じることである。【参考】一泊二日の依蘭(上)2023.04.15












カシュガル博物館 高台民居の見学後は、高台民居北川にある橋を渡った付近(橋の東端)のバス停から市バスに乗り博物館に向かう。バス待ちをしている時に古城東区で買った肉野菜入りサムサを一つパクつく。


さて博物館に入り展示品の鑑賞を始めたのだが、室内照明がとても暗いことが気になった。物がよく見えず、目も疲れてきてイライラする。仕方ないのでササっと適当に見て早々に退出した。
以下では気になった展示物画像を数点紹介する。その中でも「サパイ」(萨帕伊)というウイグルの民族楽器が特に気になった。羚羊の角が使われているという。演奏方法がわからないのでネット動画で確認すると、手に持ちそれを肩に当てて金属の輪をジャラジャラ打ち鳴らすという打楽器であった。世の中には色々な楽器があるものだ…。











エイティガール寺院(艾提尕爾清真寺) 博物館からは市バスで寺院近くまで移動。時刻は午後5時過ぎ。黄色い外観がすてきで印象的な建物だ。今回はすんなり入場し見学することができた。下の説明画像には、正門の両側にそびえるミナレット(尖塔)は20mあるという。なかなか見ごたえのある大規模で立派なモスクだ。内部も見学したが、庭や通路、室内のすべての空間が清潔に整えられており清々しさを感じる。










以上でこの日の観光は終了。コンビニに寄ってビールを買ってからホテルに戻る。烏蘇ビールのラベルが昔の復刻版デザインで面白い。肉ナンは肉粒が適度に入っていて旨味がありおいしい。またプレーンのナンと違って全体がしっとり柔らかいので食べやすい。肉ナン、うん、これは良い選択だ。ビールの後はもちろん新疆の烈性酒・伊力特曲をグビッと飲みカシュガルの夜を楽しむ…。





夜10時前、街には明るさが残っている。やがて夕日はしだいに沈んでゆき建物で見えなくなる。さてさて、のんびり旅を心がけているつもりだが、結局この日も長距離歩いた。やれやれ、この性格は足を骨折でもしないと変わらないということだろうか。まぁ、元気なことは良いことではあるが…。
